正式な誕生石一覧とは?どれが正しい?【日本だけでなく海外の誕生石も紹介】
あなたの本当の誕生石(たんじょうせき)が、どんな石なのか気になりませんか?
1月から12月までそれぞれの誕生日月に誕生石が設定されています。
ただし!
ネットで調べると誕生月別だけでなく、365日ごとに誕生石が設定されていたり、サイトによって違う誕生石を紹介していたり、石言葉もたくさん紹介されています。
そのため、「どれが正しいのかわからない」と迷う方が多いようです。
本当の誕生石の種類はどれなのか??
私も疑問に思い、興味が沸いたので徹底的に調べてみました。
日本や海外の情報も網羅した「正式な誕生石一覧」を知りたいという方は、ぜひ読んでいってください。
※あまり知られていない豆知識や誕生石のネックレスなどもAmazonの画像付きで紹介しています
日本の誕生石一覧
- 1月の誕生石
「ガーネット(柘榴石)」 - 2月の誕生石
「アメジスト(紫水晶)」
「クリソベリル・キャッツ・アイ」 - 3月の誕生石
「コーラル(珊瑚)」
「アクアマリン(藍玉)」
「ブラッドストーン」
「アイオライト」 - 4月の誕生石
「ダイヤモンド(金剛石)」
「モルガナイト」 - 5月の誕生石
「エメラルド(翠玉)」
「ジェイダイト(翡翠)」 - 6月の誕生石
「真珠(パール)」
「ムーンストーン(月長石)」
「アレキサンドライト」 - 7月の誕生石
「ルビー(紅玉)」
「スフェーン」 - 8月の誕生石
「ぺリドット(橄欖石)」
「サードオニックス(紅縞瑪瑙)」
「スピネル」 - 9月の誕生石
「サファイア(青玉)」
「クンツァイト」 - 10月の誕生石
「オパール(蛋白石)」
「トルマリン(電気石)」 - 11月の誕生石
「トパーズ(黄玉)」
「シトリン(黄水晶)」 - 12月の誕生石
「ターコイズ(トルコ石)」
「ラピスラズリ(瑠璃)」
「タンザナイト」
「ジルコン」
【誕生石の豆知識】
2021年の12月20日に誕生石が新しく追加されました💡
2021年12月20日、63年ぶりに改訂されました。
日本の誕生石は1958年にアメリカの宝石商組合が定めた誕生石を基本に制定されたものですが、誕生石は各国の独自の文化に由来し、国によって少しずつ違います。どの誕生石を基準にするかで、日本国内でも様々な誕生石が混在していました。
全国宝石卸商協同組合、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合が協力し、新たに10種が追加され、「統一された日本の誕生石」として生まれ変わりました。引用:63年ぶりの誕生石改定(Birthstone公式サイト)
じつは、誕生石の種類は、国によっても、時代によっても少し異なります。
誕生石の歴史も解説しながら、世界の誕生石について以下で詳しく解説していきます。
誕生石が誕生したのはいつ?【誕生石の歴史】
誕生石(たんじょうせき)はいつ、誕生したと思いますか?
誕生石の歴史を辿ると、実はものすごく昔に遡ります。
誕生石の誕生には、旧約聖書の出エジプト記に登場するイスラエルの祭司長の胸当てに装飾されていた12種類の宝石が大きく関わっていると言われています。
また、「ヨハネの黙示録」の中に理想郷として描かれた聖都の12 の城門の土台を飾る宝石も、誕生石の誕生に関係があるそうです。
その後、時代の変化などによって誕生石の種類は変わっていきました。
現在、全国の誕生石の決定に大きく影響及ぼしているのは、1912年にアメリカの宝石業界によりカンサス・シティーという場所で開催されそこで定められた誕生石の種類です。
日本とアメリカではその誕生石の種類が少し異なりますが、このアメリカが定めた誕生石をもとに日本の誕生石の種類が決められています。
日本の誕生石と海外の誕生石の違い
さきほどお伝えした通り、日本の誕生石の種類はアメリカの誕生石の種類が元になっています。
アメリカの誕生石の種類と同じものもあれば違うものもあり、たとえばコーラル(珊瑚)やジェイダイト(翡翠)など、日本オリジナルの誕生石も複数あります。
日本では1958年に、全国宝石商組合が誕生石の種類を定めました。
それから63年の月日が流れ、2021年12月20日になんと誕生石の種類が正式に追加されました!
2021年12月20日、63年ぶりに改訂されました。
日本の誕生石は1958年にアメリカの宝石商組合が定めた誕生石を基本に制定されたものですが、誕生石は各国の独自の文化に由来し、国によって少しずつ違います。どの誕生石を基準にするかで、日本国内でも様々な誕生石が混在していました。
全国宝石卸商協同組合、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合が協力し、新たに10種が追加され、「統一された日本の誕生石」として生まれ変わりました。
最初にもお伝えしましたが、日本が定める誕生石の種類(誕生石一覧)は以下のようになります。
■日本の誕生石一覧
- 1月の誕生石
「ガーネット(柘榴石)」 - 2月の誕生石
「アメジスト(紫水晶)」
「クリソベリル・キャッツ・アイ」 - 3月の誕生石
「コーラル(珊瑚)」
「アクアマリン(藍玉)」
「ブラッドストーン」
「アイオライト」 - 4月の誕生石
「ダイヤモンド(金剛石)」
「モルガナイト」 - 5月の誕生石
「エメラルド(翠玉)」
「ジェイダイト(翡翠)」 - 6月の誕生石
「真珠(パール)」
「ムーンストーン(月長石)」
「アレキサンドライト」 - 7月の誕生石
「ルビー(紅玉)」
「スフェーン」 - 8月の誕生石
「ぺリドット(橄欖石)」
「サードオニックス(紅縞瑪瑙)」
「スピネル」 - 9月の誕生石
「サファイア(青玉)」
「クンツァイト」 - 10月の誕生石
「オパール(蛋白石)」
「トルマリン(電気石)」 - 11月の誕生石
「トパーズ(黄玉)」
「シトリン(黄水晶)」 - 12月の誕生石
「ターコイズ(トルコ石)」
「ラピスラズリ(瑠璃)」
「タンザナイト」
「ジルコン」
ちなみにパワーストーンと誕生石はまったくの別物です。
なのでここで紹介する誕生石の意味や効果については、パワーストーンと別だと考えてください。
1月の誕生石
1月の誕生石は、ガーネット。
1月の誕生石の石言葉は以下の4つです。
■1月の誕生石の石言葉
- 貞操(ていそう)
- 真実(しんじつ)
- 友愛(ゆうあい)
- 忠実(ちゅうじつ)
積み上げてきた努力を実現させる効果がある。
ガーネット(ざくろ石)には、その力があると言われています。
ガーネット(ざくろ石)
2月の誕生石
2月の誕生石は、アメジストとクリソベリル・キャッツ・アイです。
2月の誕生石の石言葉は以下の2つ。
■2月の誕生石の石言葉
- 誠実(せいじつ)
- 心の平和
アメジスト(紫水晶)
クリソベリル・キャッツ・アイ
3月の誕生石
アクアマリン(藍玉)
珊瑚(サンゴ)
ブラッドストーン
アイオライト
3月の誕生石は、アクアマリン、珊瑚(サンゴ)、ブラッドストーン、アイオライトです。
3月の誕生石の石言葉は以下の3つ。
■3月の誕生石の石言葉
- 沈着(ちんちゃく)
- 勇敢(ゆうかん)
- 聡明(そうめい)
コミュニケーション能力のUPや、人と人を調和させるパワーを持つと言われています。
4月の誕生石
4月の誕生石は、ダイヤモンドとモルガナイトです。
4月の誕生石の石言葉は以下の1つのみ。
■4月の誕生石の石言葉
- 清浄無垢(せいじょうむく)
清浄無垢(せいじょうむく)の意味
清らかで汚れのないさま。
また、心が清らかで煩悩のないさま。
ダイヤモンド(金剛石)
モルガナイト
5月の誕生石
エメラルド(翠玉)
ジェイダイト(翡翠)
5月の誕生石は、エメラルドとジェイダイト(翡翠)です。
5月の誕生石の石言葉は以下の2つ。
■5月の誕生石の石言葉
- 幸運(こううん)
- 幸福(こうふく)
6月の誕生石
真珠(パール)
ムーンストーン(月長石)
アレキサンドライト
6月の誕生石は、真珠(パール)とムーンストーンとアレキサンドライトです。
6月の誕生石の石言葉は以下の3つ。
■6月の誕生石の石言葉
- 健康(けんこう)
- 長寿(ちょうじゅ)
- 富(とみ)
7月の誕生石
7月の誕生石は、ルビー(紅玉)とスフェーンです。
7月の誕生石の石言葉は以下の3つ。
■7月の誕生石の石言葉
- 熱情(ねつじょう)
- 仁愛(じんあい)
- 威厳(いげん)
ルビー(紅玉)
スフェーン
8月の誕生石
ペリドット(橄欖石)
サードオニックス(紅縞瑪瑙)
スピネル
8月の誕生石は、ぺリドットとサードオニックスとスピネルです。
8月の誕生石の石言葉は以下の2つ♪
■8月の誕生石の石言葉
- 夫婦の幸福
- 和合(わごう)
9月の誕生石
9月の誕生石は、サファイアとクンツァイトです。
9月の誕生石の石言葉は以下の3つ。
■9月の誕生石の石言葉
- 慈愛(じあい)
- 誠実(せいじつ)
- 徳望(とくぼう)
サファイアはダイヤモンドの次に硬い石です。
「堅固な愛の証」として象徴され、夫婦や恋人の絆を深めるといわれています。
また、知性が増す効果や激情を鎮める効果、妄想を追い払う効果があるとされ邪悪なものから身を守る石とも伝承されています。
サファイア(青玉)
クンツァイト
10月の誕生石
オパール(蛋白石)
トルマリン(電気石)
10月の誕生石の石言葉は以下の3つ。
■10月の誕生石の石言葉
- 心中の歓喜
- 安楽(あんらく)
- 忍耐(にんたい)
11月の誕生石
トパーズ(黄玉)
シトリン(黄水晶)
11月の誕生石の石言葉は以下の3つ。
■11月の誕生石の石言葉
- 友情(ゆうじょう)
- 希望(きぼう)
- 潔白(けっぱく)
12月の誕生石
ターコイズ(トルコ石)
ラピスラズリ(瑠璃)
12月の誕生石は、ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンです
■12月の誕生石の石言葉
- 成功(せいこう)
タンザナイト
ジルコン
アメリカの誕生石一覧
アメリカには、近代的な誕生石の種類と、伝統的な誕生石の種類があります。
- 近代的な誕生石の種類
- 伝統的な誕生石の種類
近代的な誕生石の種類
近代的な誕生石の種類において、アメリカの誕生石一覧は以下のようになります。
■アメリカの誕生石一覧(近代的)
- 1月の誕生石
「ガーネット(柘榴石)」 - 2月の誕生石
「アメジスト(紫水晶)」 - 3月の誕生石
「アクアマリン(藍玉)」
「ブラッドストーン」 - 4月の誕生石
「ダイヤモンド」 - 5月の誕生石
「エメラルド」 - 6月の誕生石
「真珠(パール)」
「ムーンストーン(月長石)」
「アレキサンドライト」 - 7月の誕生石
「ルビー」 - 8月の誕生石
「ペリドット」
「サードオニックス」
「スピネル」 - 9月の誕生石
「サファイア」 - 10月の誕生石
「オパール(蛋白石)」
「トルマリン(電気石)」 - 11月の誕生石
「トパーズ(黄玉)」
「シトリン」 - 12月の誕生石
「ターコイズ(トルコ石)」
「ジルコン」
「タンザナイト」
赤文字で記した誕生石は、2021年12月9日以前では日本では定められていなかった誕生石です。
逆に日本の3月の誕生石であるコーラル(珊瑚)や、日本の5月の誕生石である翡翠(ひすい)は、アメリカでは誕生石として定められていません。
豆知識ですが、12月の誕生石「タンザナイト」は、2002年10月にアメリカの宝石貿易協会(American Gem Trade Association)により、新しく12月の誕生石として追加されました。
※このタンザナイトは日本では、2021年12月20日になって12月の誕生石に正式追加されることになりました。
12月の誕生石であるタンザナイトは、すでに誕生石のアクセサリーとして多くの誕生石のブランドから誕生石ネックレスなどが販売されています♪
伝統的な誕生石の種類(15〜20世紀のアメリカの誕生石)
伝統的な誕生石の種類おいて、アメリカの誕生石一覧は以下のようになります。
■アメリカの誕生石一覧(伝統的)
- 1月の誕生石
「ガーネット(柘榴石)」 - 2月の誕生石
「アメジスト(紫水晶)」
「ヒヤシンス」
「真珠(パール)」 - 3月の誕生石
「ブラッドストーン」
「ジャスパー(碧玉)」 - 4月の誕生石
「ダイヤモンド」
「サファイア(青玉)」 - 5月の誕生石
「エメラルド(翠玉)」
「瑪瑙(めのう)」 - 6月の誕生石
「キャッツアイ」 - 7月の誕生石
「ターコイズ(トルコ石)」
「オニキス」 - 8月の誕生石
「サードオニックス」
「カーネリアン」 - 9月の誕生石
「クリソライト」 - 10月の誕生石
「オパール(蛋白石)」
「トルマリン(電気石)」 - 11月の誕生石
「トパーズ(黄玉)」
「真珠(パール)」 - 12月の誕生石
「ルビー(紅玉)」
「ブラッドストーン」
なぜ、近代的な誕生石と伝統的な誕生石が存在するのか?
誕生石には多数の異なる解釈があります。
なぜ異なる解釈があるかというと、時代の流れと共に異なる文化や文明が混ざり合うからです。
この解釈の違いが生じることはやむを得ないことです。
どちらが正解なのか?答えはありません。
どちらも正解です。
誕生石は、元々人間が勝手に決めたものなので。
時代の変化ととも、異なる文化や文明が混ざりあったことで、ちゃんとした基準はありません。
実際、伝統的な誕生石について海外のサイトなどで様々な調査をしましたが、違う種類の誕生石を紹介しているサイトも色々とありました。
イギリスとフランスの誕生石について
イギリスとフランスの誕生石の種類も、基本的にアメリカの誕生石と同じです。
イギリスとフランスの誕生石では、アメリカの誕生石の種類にプラスして「水晶(クウォーツ)」や「カーネリアン」が追加されている点が特徴的です。
- 4月の誕生石として「水晶(クウォーツ)」
- 7月の誕生石として「カーネリアン」
最後に
誕生石(たんじょうせき)の起源や種類、それぞれの誕生石の石言葉や効果、誕生石のネックレスなどについて、Amazonの画像付きで徹底的にまとめてみました♬
「どれが正しい誕生石なのかわからない」という悩みは消えましたでしょうか?(*^^*)
誕生石については国ごとに異なる種類や意味がありますが、基本的には1912年にアメリカの宝石業界により、カンサス・シティーという場所で開催され、そこで定められた誕生石の種類が広く取り入れられています。