オパール(蛋白石)とは?10月の誕生石?どれが正しい?

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10月の誕生石「オパール(蛋白石)」
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オパール(蛋白石)は10月の誕生石?どれが正しい?

 

オパール(蛋白石)は10月の誕生石です。

ただし10月の誕生石はオパール(蛋白石)だけではありません。

そのためどれが正しいのかわからなくなる人が多いようです。

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10月の誕生石「オパール(蛋白石)」とは?

 

オパール(蛋白石)は鉱物(酸化鉱物)の一種です。

厳密に言えば非晶質(潜晶質)であるため準鉱物ですが、国際鉱物学連合ではオパールを正式な鉱物としています。

 

10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の名前の由来

 

オパール(蛋白石)の名前は、「色の変化を見る」という意味のギリシャ語「オパリオス(opallios)」に由来する、ラテン語の「オパルス(opalus)」からきています。

このギリシャ語の「オパリオス」は、古代インドのサンスクリット語で「貴重な石」を意味する「ウパラ(upālā)」が変化したものです。

 

これらの言語を一緒にすると、「オパリオス・ウパラ」は色の変化が見られる貴重な石という意味合いになります。

また、和名では蛋白石(たんぱくせき)と名付けられています。

由来として、その見た目が「卵の白身」に似ている所からきているそうです。

 

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10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の鉱物学情報

  • 組成→SiO2・nH2O
  • 分類→酸化鉱物(ケイ酸鉱物)または準鉱物
  • 結晶系→非晶質
  • 色→ 白色、透明、乳白色(琥珀色、虹色の光を放つものもある)
  • 光沢→ガラス光沢
  • モース硬度→6.5
  • 比重→2.1

 

 

10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の歴史

10月の誕生石「オパール(蛋白石)」

オパール(蛋白石)は1890年代に初めてオーストラリアで発見されたそうです。

古くから幸運のお守りとして、身につける人に「美しさと成功、幸せを運ぶ」と言われました。

 

古代ギリシャ人にとってオパールは「洞察力と予言の力が形になったものだ」と信じられていました。

 

ローマの人たちには「希望と純粋さの象徴」とされ、アラブの人たちには、「天から落ちてきた稲光」と考えられたそうです。

 

アラブの伝統では、オパールを身につけていると、稲光から守ってくれたり、日頃の好ましくないことを防ぎ、望めば姿を消すマントになってくれると信じられていました。

 

また、シェークスピアの作品にも登場し、「十二夜」ではオパールのことを「宝石の女王」と書かれています。

 

近代では、イギリスのエリザベス女王が最も大切にしているアクセサリーのひとつとされ、オーストラリア政府から贈られたまわりに200個のダイヤモンドがちりばめられた203カラットのオパールアクセサリーを公式のパーティーで頻繁に使用されています。

 

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10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の特徴

 

オパール(蛋白石)は酸化鉱物の一種で、ガラス光沢や樹脂光沢を持つものを宝石として扱います。

宝石の中で唯一、オパールには水分が3~21%含まれており、原石はカットされる前に充分天日で乾燥させます。

 

乾燥に耐えられたオパール原石だけがカットされ、指輪などの宝飾品に加工されるという流れです。

 

そしてなんといってもオパール(蛋白石)の魅力は、見る角度によって変化のある「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」という虹色の輝きを持っているのが特徴です。

 

この効果は、パールのような光沢の「オパレッセンス(乳光)」とは違い、シャボンの泡が見せる虹の色と似ています。

 

ただし、すべてのオパール(蛋白石)に遊色効果があるわけではありません。

 

遊色効果を持つオパールは「プレシャスオパール」、そうでないものは「コモンオパール」といって区別されています。

 

10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の石言葉

 

オパール(蛋白石)には一般的に以下の5つの石言葉がつけられています。

  1. 純真無垢
  2. 幸運
  3. 忍耐
  4. 歓喜
  5. 希望

 

また、正式に定められていた10月の誕生石の石言葉は以下の3つです。

■10月の誕生石の石言葉

  • 心中の歓喜
  • 安楽(あんらく)
  • 忍耐(にんたい)

 

10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の効果にピッタリな人

オパールの石言葉からもわかるように、「ポジティブで自由なエネルギーをもつ象徴の石」とされています。

 

身に付けた人は才能を開花させ、創造性を高めるパワーがあると信じられています。

 

また、オパールが他の宝石とは違い水分を含んでいるということから、みずみずしさを感じさせてくれるので「アンチエイジングの象徴」としても名が知られています。

 

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10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の種類

 

10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の色

様々な色のオパール(蛋白石)があります。

  • 無色のオパール
  • 乳白色のオパール
  • 褐色のオパール
  • 黄色のオパール
  • 緑色のオパール
  • 青色のオパール
  • 黒色のオパール

 

遊色効果のあるものは何色もの光りを放ち、全く同じものは生み出せないその石ならではの魅力があります。

 

10月の誕生石「オパール(蛋白石)」の原産地

 

オパール(蛋白石)は以下のように幅広い地域で産出されます。

  • オーストラリア
  • メキシコ
  • ブラジル
  • アメリカ
  • エチオピア
  • ペルー
  • 南アフリカ
  • タンザニア
  • ジンバブエ

 

しかし、現在流通しているオパールのおよそ95%が、ライトニングリッジやクーバーペディ、アンダムーカ、ミンタビーといったオーストラリアの一部の有名な鉱山で採掘されています。

 

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