10月の誕生石「トルマリン(電気石)」の種類
10月の誕生石「トルマリン(電気石)」の種類を簡単にまとめました。
10月の誕生石「トルマリン(電気石)」の種類
- グリーントルマリン
- ピンクトルマリン
- パライバトルマリン
- インディゴライト
- レッドトルマリン(ルベライト)
- カナリートルマリン
- バイカラートルマリン
- ウォーターメロントルマリン
- トルマリンキャッツアイ
グリーントルマリン
グリーントルマリンは別名でバーデライト(ベルデライト)と呼ばれることもあります。
主な産出国のブラジルです。
ブラジルではグリーントルマリンの緑色が特に美しいものを「ブラジリアンエメラルド」と呼ぶことがあります。
ピンクトルマリン
ピンクトルマリンは、その名の通りピンク色の トルマリン(電気石)です。
透明度が高いものは希少性が高く、トルマリンの種類の中でも高価なものになります。
パライバトルマリン
ブラジルのパライバ州で産出したことから「パライバトルマリン」と名付けられました。
発見された鉱山の名前はサンドンデ・パターリャです。
1989年にパライバトルマリンが発見されたことで、パライバトルマリンを採ることのできる鉱山として有名になりました。
インディゴライト
インディゴライトは、トルマリンの種類の中でも希少価値が高い、青色の トルマリン(電気石)です。
インディゴライトの和名は「リシア電気石」です。
生産できる場所はナイジェリアなどが多いです。
レッドトルマリン(ルベライト)
レッドトルマリン(ルベライト)は濃いめのピンク色も含む赤系統の トルマリン(電気石)です。
レッドトルマリン(ルベライト)の和名は「紅電気石」です。
硼珪酸塩鉱物(ほうけいさんえんこうぶつ) にマンガンがたくさん含まれることで、トルマリンが赤色に変化します。
トルマリン(電気石)の種類の中で、この赤色が強いものがルベライトです。
ちなみにこのマンガンの含有率が低いものはピンク色に発色することから、ピンクトルマリンと呼ばれます。
カナリートルマリン
カナリートルマリンは黄色のトルマリン(電気石)です。
カナリートルマリンの原石は淡褐色(ベージュ)をしています。
500℃から600℃で2時間程度の低温加熱を施すことで、とても素敵な黄色のカナリートルマリンが誕生します。
バイカラートルマリン
一つの石に2色が混合しているものをバイカラーと呼びます。
※バイカラーの意味:1つのアイテムの中に、2つの色を使っているデザインのこと
バイカラートルマリンが宝石として広まったのは1970年代なので、トルマリン(電気石)の種類の中では比較的新しい種類になります。
バイカラートルマリンは色が特殊なので、希少性が高くなかなか採ることができません。
ブラジルでの産出がやや多いくらいで、他の産出場所はナイジェリアやシベリアなどありますが、少しの量しか採ることができません。
ウォーターメロントルマリン
ウォーターメロントルマリンは、輪切りにしたスイカのような個性的な色合いが魅力の トルマリン(電気石)です。
ちなみにウォーターメロンはスイカのことです。
赤色の部分はマンガンが混入したことでこのような色になります。
緑色の部分については、鉄の成分の混入のためこのような色になります。
トルマリンキャッツアイ
トルマリンの種類の中でキャッツアイ効果が見られるトルマリンをトルマリンキャッツアイといいます。
トルマリンキャッツアイの美しさを引き出せるかどうかは、研磨する人の実力次第です。
美しいトルマリンキャッツアイはトルマリン(電気石)の種類の中でも希少性が高く値段も高くなります。