透き通る深い青が見る人の心を優しく照らす「インディゴライト(インディコライト)」。
一般的には、ブルートルマリンと呼ばれることも多いこの誕生石は、その神秘的なカラーと独特の輝きから、多くのファンを魅了してやみません。
そんなインディゴライトには、「芸術的センス」「理想的」という2つの石言葉が付けられています。
- 芸術的センス
- 理想的
インディゴライト(ブルートルマリン)の石言葉の意味をわかりやすく解説
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インディゴライトの石言葉「芸術的センス」
インディゴライトはトルマリンの一種ですが、青~青緑色という独特の色彩をもっています。
その青色はまるで深海のようでもあり、澄んだ夜空のようでもあり、どこか空想を駆り立てる雰囲気をたたえています。
想像力・インスピレーションを刺激する
芸術において大切なのは、枠にとらわれない発想力。
インディゴライトの深く透き通るカラーは、心の奥底まで入り込み、新しいアイデアのきっかけを与えてくれるといわれています。
まるで夜の海に浮かぶ月の光が、見えない世界を映し出すように、創造的なエネルギーを呼び起こしてくれるのがインディゴライトの魅力です。
自由な感性をサポート
「芸術的センス」は、生まれ持った才能だけではなく、感性をいかに伸ばしていくかが重要。
インディゴライトが放つ静かで深い青の輝きは、心の緊張をほどき、リラックスした状態で“自由な自分”を表現できるようサポートしてくれると言われています。
まさに、アーティストたちが自由に筆を走らせるように、私たちにも自由な表現をもたらしてくれる誕生石なのです。
インディゴライトの石言葉「理想的」
インディゴライトにはもうひとつ、「理想的」という石言葉があります。
「理想的」というと、どこか完璧を追求するイメージがありますが、この石言葉が示すのは決して冷たい完璧主義ではありません。
むしろ、自分のなかの「本当にありたい姿」を映し出し、そこに近づくためのサポートをしてくれる、という意味合いが強いとされています。
精神をクリアにして、本質を見極める
インディゴライトの透き通る色彩は、まるで心のフィルターを洗い流すかのように、私たちをクリアな思考へと導いてくれます。
自分が本当に目指している夢や理想を見つめ直し、そこに到達するための方向性を明確にしてくれる。
その結果、「これが理想かもしれない」と感じられる生き方や価値観に近づくことができると考えられているのです。
自分自身を正しく理解する力を高める
“理想的な自分”になるためには、まず“今の自分”を知る必要があります。
インディゴライトの青は、時に冷静さや客観性をもたらし、自己分析を手助けすると言われています。
ちょっと立ち止まって自分の内面を見つめ、理想と現実を客観的に見極めるときに、この誕生石はさりげなく背中を押してくれるでしょう。
インディゴライト(ブルートルマリン)の石言葉の意味は海外と日本で違う?
さて、ここまでインディゴライトの石言葉を解説してきましたが、実は日本と海外では多少なりとも捉え方が異なることがあるといわれています。
「芸術的センス」や「理想的」という言葉自体はポジティブな響きをもっていますが、海外ではインディゴライトにもう少し広い意味や解釈が含まれることも少なくありません。
海外でのインディゴライトの石言葉の意味
海外では、インディゴライトはしばしば「精神的自由」や「コミュニケーション能力の向上」といったキーワードで語られています。
深い青色が、精神性やコミュニケーション、自己表現などを象徴する場合が多いようです。
精神的自由の象徴
海や空をイメージさせる青は、西洋をはじめ世界各地で「自由」や「希望」の色とされています。
そのため、インディゴライトの青い光を身にまとうことで、“心の翼”を広げ、さまざまな可能性を探求する力が得られると考えられているのです。
コミュニケーション能力の向上
西洋占星術やヒーリングの観点では、ブルー系のストーンは喉のチャクラと結びつけられることが多く、自分の思いを正直に言葉にして伝えるサポートをしてくれるといわれています。
日本の「芸術的センス」や「理想的」という言葉に通じる部分もありますが、海外ではより“メッセージを伝える力”のような要素が強調される傾向があるようです。
10月の誕生石「インディコライト」とは?

インディコライトは、そのトルマリンの種類の1つです。
インディゴライトじゃなくてインディコライトが正式なの?
じつは現在は、「インディゴライト」ではなく「インディコライト」が正式名称です。
しかしまだ一般的には「インディゴライト」と呼ばれることの方が圧倒的に多い印象。
※むしろ今は「インディコライト」というと、逆に「間違ってますよ」と指摘されそうな空気感です。笑
そのためこの記事ではなるべくわかりやすいように、あえて「インディゴライト」という名称も使用しています。
インディコライトの別名とは?
インディコライトは、別名「ブルートルマリン」とも呼ばれ、トルマリンの種類の中でも深い藍色が美しい誕生石です。
また、和名で「リシア電気石」とも呼ばれています。
もしかしたら、インディコライトよりも「ブルートルマリンなら知っている!」なんて人もいるかと思います。
10月の誕生石「インディコライト」の色
インディコライトの色域範囲は、
- 青緑
- 淡青
- 黄青
- 灰青
など、バリエーション豊富です。
基本的にはブルーとグリーンの絶妙なバランスがある物を指しますが、厳密な境界はわかりにくく、ある程度の色合いであればインディコライトと呼ばれています。
パライバトルマリンも同じ様に、ブルーとグリーンが絶妙なバランスですが、根本的に色合いが違うため、青と緑の絶妙なバランスとはいえ見間違えることも混同されることもありません。
10月の誕生石「インディコライト」の原産地はどこ?
インディコライトは以下の地域で採掘されています。
- ブラジル
- ナイジェリア
- ナミビア
- マダガスカル
その中でも世界で最もトルマリンの産出量が多いというブラジルのミナス・ジェライス州で産出されるインディコライトは、色の濃さが邪魔をしてグリーントルマリンより透明度は高くありませんが、より希少性が高いものだとされています。
最後に
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10月の誕生石「インディコライト(ブルートルマリン)」の石言葉について詳しくまとめました。
インディゴライトの石言葉「芸術的センス」「理想的」は、その美しい青の輝きが持つイメージから生まれたものだと言えるでしょう。
創造力や自分らしさを伸ばしてくれるだけでなく、静かで深い青が精神を整え、本当の目標や理想を見つめ直すきっかけを与えてくれる。そんなところから、このような石言葉が付けられたのかもしれません。
海外に目を向けると、「コミュニケーション能力」や「精神的自由」という要素が重視されることもあります。
どちらの意味であれ、インディゴライトがもたらすのは心を穏やかにし、自分の世界を広げるきっかけになるという点です。
もし、あなたが新しいアイデアを探しているなら、インディゴライトの“静けさを秘めた深いブルー”に身を委ねてみてはいかがでしょう。
まるで静かな湖面に映る月のように、あなたの心の奥底にある本当の理想や芸術性をそっと映し出してくれるかもしれません。