情熱のレッドカラーが印象的で、まるでラズベリーのような甘酸っぱい色合いが魅力の「ルベライト」。
実はトルマリンの一種ですが、その深みある赤色が“ルビー”とも間違えられるほどの美しさを誇ります。
今回は、そんなルベライト(レッドトルマリン)の石言葉について、意味もわかりやすく紹介していきます。

ルベライトの石言葉は「寛大」「広い心」「貞節」「思慮深さ」「潔白」「希望」「愛の石」です。
- 寛大
- 広い心
- 貞節
- 思慮深さ
- 潔白
- 希望
- 愛の石
ルベライトは“愛”と“希望”を象徴する石として、幅広く人気を集めています。

この誕生石を身につけているだけで、心にポッと火が灯ったような温かさを感じられるかもしれません♡
ルベライトの石言葉の意味をわかりやすく解説

寛大・広い心
ルベライトの深い赤色には、心を開き、相手を受け入れるエネルギーがあるとされています。
「寛大」「広い心」という石言葉からは、“自分だけでなく相手の幸せも喜べる余裕を持ちたい”ときに、まるで日だまりのように優しく包み込んでくれるイメージが浮かびます。
まさに大きな心で人を受け止める力が強まる、懐の深さを象徴しているのです。
貞節(ていせつ)
貞節とは、浮ついた気持ちを抑え、一本筋の通った心を持ち続けること。
ルベライトのピンク〜赤色は、恋人やパートナーへの深い愛を意味する反面、浮気心を退けて愛情をキープする力を象徴しているといわれています。
「いつまでも変わらない愛を誓いたい」とき、ルベライトの輝きがサポーターのような存在になってくれるでしょう。
思慮深さ
ルベライトはトルマリンの中でも特にエネルギーが強いとされ、そのパワーは“冷静な判断力”にもつながるといわれます。
思慮深さを促す石言葉からは、一歩立ち止まって物事を見極める力や、先を見通す力を高めてくれるようなイメージが伝わってきます。
大切な決断をするとき、ルベライトを身につけていると、自分の芯をしっかり持ちながら正しい道を選択できるかもしれません。
潔白(けっぱく)
鮮やかで透明感のある赤色は、“汚れのない純粋さ”や“正直さ”の象徴。
自身の心に嘘をつかず、周りにも誠実であろうとする気持ちを後押ししてくれます。
その“潔白”さは、まるでクリーンな空気をふっと送り込むかのように、気持ちをリフレッシュしてくれそうです。
希望
真紅の炎のように燃える色味を持ちながら、光を透かすとまるで宝石の内側から輝きが生まれるようにも見えるルベライト。
その姿は、心に小さな光を宿し、新しい道へ進む“希望”を感じさせます。
「辛いことがあっても、次の瞬間には状況が変わるかもしれない」という未来への期待感を呼び起こしてくれます。
愛の石
ルベライトは“愛情”に関する石言葉を強く持つ宝石として有名です。
「恋人や家族、大切な人との絆を深めたい」
「自分の中にある愛を、もっと素直に表現したい」
そんなときに、ルベライトの赤色が心をときめかせ、愛情をより豊かにしてくれるでしょう。
まさに、あなたの内面から“愛の花”を咲かせてくれるパートナーになりそうです。
ルベライトの石言葉の意味は海外と日本で違う?

石言葉は国や文化によってニュアンスが変わることがあります。
ルベライトに関しても、海外と日本では微妙に捉え方が異なる場合がありますが、大まかなテーマとしては「愛」「希望」「情熱」などが共通しています。
しかし、日本で“貞節”や“潔白”といったやや静かなニュアンスが強調されるのに対し、海外ではややロマンチックで情熱的な印象を重視する傾向があります。
たとえば、「燃え上がるような愛」「人間関係をより活発にするエネルギー」などと表現されることもあるようです。
海外でのルベライトの石言葉の意味
海外では、ルベライトは「情熱」「エネルギー」「活力」といった意味合いが強調されることが多いです。
特にアメリカでは、宝石店やパワーストーンショップの説明文に“Passion(情熱)”や“Vitality(活力)”といったキーワードが登場することもしばしば。
また、フランスなどヨーロッパ圏では、赤い宝石といえばやはり“愛”のイメージが強く、「新しい愛を呼び込む」「恋愛が成熟する」などの言い伝えがあるようです。
ロマンチックな石言葉で語られることが多いのは、愛を大切にするヨーロッパ文化ならではかもしれません。
一方で、東洋文化では血色の良い赤は「生命力」を表すことも多く、生命力がみなぎるようなシンボルとして心と体の元気をサポートしてくれるイメージが加わることも。
国ごとに解釈が少しずつ異なるのは、なんとも面白いポイントですね。
10月の誕生石「レッドトルマリン(ルベライト)」とは?

レッドトルマリン(ルベライト)はトルマリンの種類の1つで、パライバトルマリンの次に、インディゴライトと並び、宝石としての価値の高い誕生石です。
10月の誕生石「ルベライト」の語源や由来
ルベライトの語源は、ラテン語の「ルベルス(ルベリウス)rubellus」が由来だとされています。
これは「赤味を帯びた」という意味で、同じく赤い石であるルビーの名も、実はこの同じ語源から名付けられています。
10月の誕生石「ルベライト」の別名
ルベライトは別名でレッドトルマリンと言われています。
また和名では「紅電気石」とも呼ばれることもあります。
10月の誕生石「レッドトルマリン(ルベライト)」の色
レッドトルマリン(ルベライト)の色については、赤紫系、赤系、ピンク系の色味を指します。
レッドトルマリン(ルベライト)は“トルマリンの中でも、鮮やかな赤色のものを限定して示す名称”とする考えが主流です。
なので濃いマゼンタ色などを除き、淡いピンク色も含まれるピンクトルマリンは、ルベライトに含まないとするのが一般的です。
現在ではAGL・JJAが定めるレッドからピンクの中でも、更に特定されたカラー範囲に対し、ルベライトと表記する事が決められています。
10月の誕生石「レッドトルマリン(ルベライト)」の原産地はどこ?
レッドトルマリン(ルベライト)の原産地は以下の地域です。
- イタリア
- ミャンマ
- ナイジェリア
- ロシア
- ウラル
- マダガスカル
- モザンビーク
- アフガニスタン
- アメリカ
このように世界各国からで採掘されていますが、現在の主流鉱山の一つとなっているのがブラジルのクルゼイロ鉱山で、年間約8トンのトルマリン産出量の中の約20%をレッドトルマリン(ルベライト)が占めています。
最後に

ルベライトは、トルマリンの一種でありながら、深みのある赤色が情熱や愛情を呼び起こしてくれる誕生石です。
その石言葉には「寛大」「広い心」「貞節」「思慮深さ」「潔白」「希望」「愛の石」など、多面的な魅力が込められています。
日本では、相手を思いやる「寛大さ」や、変わらぬ愛を示す「貞節」など、ややしっとりとした意味が注目されやすい一方、海外では“情熱”や“エネルギー”に焦点が当てられる傾向が。
あなた自身の願いやテーマに合わせてルベライトの石言葉を感じ取ると、まるで心に鮮やかな花が咲いたような、ときめきとパワーをもらえるはず。

ぜひ日々のアクセサリーやお守りとして身につけて、その奥深い魅力とあたたかいエネルギーを感じてみてくださいね♪