バイカラートルマリンは、まるでカラフルなキャンディを半分ずつ継ぎ合わせたような、鮮やかで遊び心あふれる誕生石。
その独特の「ツートンカラー」は、見る者の心を不思議と和ませてくれます。
そんなバイカラートルマリンには、石言葉としてどんな意味が込められているのでしょうか?
今回は、バイカラートルマリンの石言葉について、意味もわかりやすく解説します。

バイカラートルマリンの石言葉は「愛情」「無邪気」「潔白」「平和」「安定」「調和」「才能の開花」です。
- 愛情
- 無邪気
- 潔白
- 平和
- 安定
- 調和
- 才能の開花
バイカラートルマリンの石言葉の意味をわかりやすく解説
![[ubazakura] SV925 0.5ct トルマリン バイカラー リング 指輪 10月 誕生石 天然石 14440t (14)](https://m.media-amazon.com/images/I/416DNdOyu2L._SL500_.jpg)
愛情
バイカラートルマリンは、ピンクやグリーンなど、異なる色が寄り添いながらひとつの宝石となっています。
そんな姿が「愛情」を象徴するといわれています。
ピンク色は優しさや恋愛運アップをイメージさせ、グリーン色は人との調和や癒やしを表現。
愛情が深まり、つながりが強くなるイメージを与えてくれます。
無邪気
透明感のある色合いが、まるで幼い子供のいたずら心をくすぐるような“遊び心”を感じさせることから、「無邪気」という石言葉を持っています。
バイカラートルマリンを眺めていると、どこか童心に返ってワクワクするような気持ちになりませんか?そんな気持ちを取り戻したいときにぴったりの誕生石です。
潔白
トルマリンは電気石とも呼ばれ、マイナスイオンを帯びるなど、不思議な力を持つ石として古くから珍重されてきました。
ピンクやグリーンだけでなく、色が澄んだ部分があるバイカラートルマリンからは、汚れのない「潔白」さを感じることができます。
雑念やネガティブな思いを払いのけ、心をまっさらな状態に導いてくれそうなイメージです。
平和
色彩が調和を保ちながら美しく混ざり合う様子から、“共存”や“平和”を象徴するとされます。
ピンクとグリーンがケンカせずに混ざり合う姿は、人間関係における「争いのない状態」への願いを映し出しているよう。
見るだけでも、穏やかな気持ちになれそうですね。
安定
複数の色が一つの結晶の中に共存している姿は、混乱の中にも安定を見いだす象徴と言われます。
人生のいろいろな面をまとめ上げ、芯のある安定感を育むサポートをしてくれるとも。
忙しい日常の中でも、ふとこの誕生石を見つめると心が落ち着くかもしれません。
調和
バイカラートルマリンが持つ一番の魅力は、「調和」。
ふたつ以上の色が絶妙なバランスで入り混じり、一石で世界を描いているような美しさが魅力ですよね。
「調和」という石言葉は、周りの人とのコミュニケーションを円滑にしてくれる、心のバランスを整えてくれる、そんなイメージをもたらしてくれます。
才能の開花
トルマリン自体がエネルギーを循環させたり、心身を活性化させると考えられていることから、「才能の開花」を象徴するとも言われています。
カラフルな色合いからイマジネーションを刺激され、「新しいアイデアが湧いてくるかも…!」なんて思わせてくれるのも、バイカラートルマリンならではの魅力です。
バイカラートルマリンの石言葉の意味は海外と日本で違う?
![[ubazakura] SV925 0.35ct トルマリン バイカラー リング 指輪 10月 誕生石 天然石 14441t (14)](https://m.media-amazon.com/images/I/21zRUTEevDL._SL500_.jpg)
バイカラートルマリンのように珍しい色合いの宝石は、海外でも人気があります。
実は「石言葉」の概念自体は、もともと日本特有の文化とされる一方、海外でもカラーセラピーなどを通じて“色が持つ意味”や“石がもたらす力”を信じる人々がたくさんいます。
ただし、海外では日本のように「石言葉」として細かく分類されているわけではなく、どちらかというと「色彩や石の歴史からイメージされるシンボル」という形で捉えられることが多いようです。
海外でのバイカラートルマリンの石言葉の意味
海外では、バイカラートルマリンは「パーティーカラー・トルマリン(Party-color Tourmaline)」と呼ばれることがあり、複数の色を同時に楽しめるとても贅沢な宝石として認知されています。
そんなバイカラートルマリンが象徴するイメージは、たとえば以下のようなものが挙げられます。
- 多面性・多様性の受容
いろんな面を持つ人が集まっても、平和的に暮らしていけることを示すシンボル。 - 活力や創造性
さまざまな色が互いを引き立て合うように、アイデアや才能を開花させてくれるイメージ。
日本の石言葉にも通じるところが多く、結果として「愛情」「調和」「才能」などの考え方に近しい意味を持つとされるようです。
10月の誕生石「バイカラートルマリン」とは?

バイカラートルマリンは、そのトルマリンの種類の1つ。
バイカラートルマリンは2つの色を持つトルマリンの結晶を指します。
※バイカラーの意味:1つのアイテムの中に、2つの色を使っているデザインのこと
特に決まった色はなく、いろいろな組み合わせが多いのが特徴的です。
バイカラートルマリンがジュエリーとして用いられるようになったのは1970年以降で、他のトルマリンジュエリーと比べると、割と歴史の浅いジュエリーでもあります。
10月の誕生石「バイカラートルマリン」の色
トルマリンのバイカラーと言えば、緑と赤(ピンク)のバイカラーが多いのですが、中には緑と青、赤と青のようなバイカラーもあります。
結晶によっては緑の色味が濃く出たり、逆にほとんど赤(ピンク)に見えたりする石もあり、自然が作りだす偶然は人の手では作り出せない美しさがあります。
やはり、2色のバランスが良いものの方が価値が高く、細長いデザインのものが多いですが、色の具合によっては正方形に近いものもあり、同じバイカラートルマリンとは思えないほど見た目はさまざまです。
10月の誕生石「バイカラートルマリン」はどのように誕生した?
「バイカラートルマリンが作り出す2つの色はどのようにしてできるのだろう・・・」
バイカラートルマリンの色について、不思議に思う人もいるかと思います。
この色が誕生する理由は「化学組織が時間をずれて変化してきたため」だと言われています。
結晶は周囲の環境が変わることで、その結晶を形成している化学組織が変化し成長するといわれています。
この時、バイカラートルマリンが産出される場所で色を発生させる要因の鉄やクロム、バナジウムや銅などの元素を時間がずれて結晶内に取り込まれていくため、1つの結晶に2色が組み合わさってバイカラートルマリンが誕生するのです。
10月の誕生石「バイカラートルマリン」の特徴
バイカラートルマリンは研磨以外に処理を加えられることはありません。
ほとんどの石に関しては加熱処理を行って傷をカバーしてあげるのですが、もともとキズがあることが多いバイカラートルマリンは、加熱処理をすると欠けたり、ヒビが入ってしまったりしてしまいます
そのため、必ず無処理のままでジュエリーとして仕上げられている珍しい宝石なのです。
その石本来の自然のままを生かすので、他にはない誕生石の魅力があります。
10月の誕生石「バイカラートルマリン」の原産地はどこ?
バイカラートルマリンの原石は、トルマリンの産出量の多いブラジルがやや多い程度です。
そのほかはナイジェリアやシベリア、アメリカのヒマラヤ鉱山などから少量しか産出されません。
自然が作り出すものなので、採掘されてもジュエリーとして売られるのは、その中の限られたもので貴重とされています。
最後に
![[ubazakura] SV925 0.5ct トルマリン バイカラー リング 指輪 10月 誕生石 天然石 14440t (14)](https://m.media-amazon.com/images/I/416DNdOyu2L._SL500_.jpg)
バイカラートルマリンは、まるで二色アイスのような華やかさと、多彩な石言葉を併せ持つ魅力的な誕生石です。
愛情、無邪気、潔白、平和、安定、調和、才能の開花。
この7つのキーワードから見てもわかるように、人の心を明るくし、バランスや調和を促してくれるパワーが感じられます。
日本の石言葉としてはもちろん、海外でもポジティブな意味で捉えられるケースが多いのもポイント。

美しさに加えて、これだけ豊かなメッセージを詰め込んでいるバイカラートルマリン。

もしあなたの宝石コレクションに一石加わったなら、まるで甘いジューシーなフルーツを頬張ったときのように、心まで鮮やかに彩ってくれるかもしれません♪