1月の誕生石「グリーンガーネット」とは?
グリーンガーネットは1月の誕生石「ガーネット」の種類の1つです。
ガーネット(ざくろ石)は14種類もの鉱物の宝石としての総称名であり、様々なカラーが存在しています。
その中のひとつであるグリーンガーネットは比較的新しい宝石で、1967年にケニアとタンザニアに跨る鉱山地区から発見されました。
グリーンガーネットは別名で「ツァボライト」と呼ばれます。
この名はティファニーによって産地のひとつであるツァボ国立公園から名づけられたとされています。
1月の誕生石「グリーンガーネット」の特徴
グリーンガーネットは透明度が高く、その独特のグリーンの色合いは、色相、性質などが幅広くあるグロッシュラーライトガーネットに属し、その中でも特に評価が高いとされています。
そしてグリーンガーネットの屈折率はサファイアに近いとされ、1.74とよく輝きを放ち、しかも硬度もクオーツと同等の7で、宝石としての資質に優れています。
また、インクルージョンと呼ばれる内包物の少ないものが多いため透明感が高く、エメラルドのようにオイルや樹脂を含浸させるといった処理は行われません。
地下から掘り出された結晶は、研磨に値する部分だけが残され、小判型(オーバル)、八角形(オクタゴン)等に形成されます。
その後は、上面のクラウン部分、ガードル部分、下面のパビリオン部分の順に面がつけられて、美しいグリーンガーネット(ツァボライト)へと仕上がっていきます。
1月の誕生石「グリーンガーネット」の色
グリーンガーネットはクロムを主要成分に鉄とバナジウムを含み、その成分によって緑色の色彩に輝いています。
バナジウムの含有量が多くなると淡いグリーンになるとされています。
グリーンガーネットの最高の評価とされている色として、以下の特徴があります。
- 濃厚で深い緑色
- 明るく鮮やかなで透明感のある緑色
選ばれる際はポイントとして覚えておかれると良いかと思います。
1月の誕生石「グリーンガーネット」の石言葉
- 愛情、不変の愛
- 実りの象徴
- 冷静、落ち着き、忍耐力、知恵
- 導き、寛容
いずれも人の内面に由来する石言葉が多数つけられています。
また、グリーンガーネットは、身につけることによって心身のバランスを保ち、生命力を高めると言われています。
そういった効果からグリーンガーネットは、「あらゆる邪気を追い払う防御力を持っている」と言われることもあります
1月の誕生石「グリーンガーネット」の原産地
- ケニア
- インド
- ブラジル
- スリランカ
- タンザニア
- マダガスカル
- ジンバブエ
近年では、南アフリカやカナダでも産出されるようになったようです。
ただし、ケニアのツァボ国立公園が最も有名な産地といえるでしょう。