「まるで太陽をギュッと濃縮したようなオレンジ色」とも称されるマンダリンガーネット。
その鮮やかな色合いは、見る人の心にパッと火を灯すようなパワーを秘めています。
今回は、マンダリンガーネットの石言葉について、意味もわかりやすく解説していきます。
マンダリンガーネットの石言葉
マンダリンガーネットの石言葉は「秘めた情熱」「不言実行」「活力」「根気」「絆」「努力の開花」「裕福」「勝利」
です。
- 秘めた情熱
- 不言実行
- 活力
- 根気
- 絆
- 努力の開花
- 裕福
- 勝利
一見、バラバラのように感じるこれらの石言葉ですが、どれもマンダリンガーネットのオレンジ色から連想される「エネルギー」や「燃えるような情熱」がベースとなっています。
マンダリンガーネットの石言葉の意味をわかりやすく解説
秘めた情熱
マンダリンガーネットの最大の特徴は、その燃えるように濃いオレンジカラー。
見た目からも「エネルギッシュ」「情熱的」といったイメージを抱きやすいですよね。
しかし、その情熱は激しいだけではなく内面にしっかり根付くイメージもあるため、「秘めた情熱」と表現されるようになりました。
まるで、控えめに見えても芯の部分はメラメラ燃えている人のような印象です。
不言実行
オレンジ色というと、一見派手に思われがちですが、ガーネット自体は堅実さや誠実さを象徴する石としても知られています。
マンダリンガーネットはその明るい色合いとは裏腹に、静かに行動力をサポートしてくれる性質をもつといわれます。
「言葉よりも行動で示す」。
そんな人を後押しするため、不言実行という石言葉がつけられているのでしょう。
活力
マンダリンガーネットを眺めていると、まるで太陽のような元気をもらえそうですよね。
体のエネルギーレベルを上げたい人や、モチベーションを高めたい人にはピッタリ。
燃えるようなオレンジから湧き上がる前向きなパワーが「活力」という言葉に凝縮されています。
根気
ガーネット全般に共通するキーワードの一つが「忍耐力」です。
マンダリンガーネットも同様に、途中で投げ出さずに最後までやり遂げるための力を与えてくれるといわれています。
コツコツ努力を続けられる「根気強さ」をサポートしてくれる誕生石として愛されているのです。
絆
ガーネットは昔から「絆」や「忠誠心」を象徴する誕生石ともいわれています。
マンダリンガーネットの鮮やかさは、身近な人との結びつきをより強く感じさせ、相手との深い結びつきをサポートしてくれるとされます。
家族や友人、恋人との絆を温めたいときに身につけるのもおすすめです。
努力の開花
マンダリンガーネットは「やる気」「前向きさ」を高めるだけでなく、そのエネルギーを成功に導く段階まで育ててくれるといわれます。
まるでつぼみが開花するように、コツコツと積み上げた努力がやがて大きな実りをもたらす…そんなイメージから「努力の開花」という石言葉が誕生したようです。
裕福
オレンジ色は「豊かさ」の象徴ともされ、特にマンダリンガーネットは金運アップにも効果的といわれることがあります。
ガーネットは古代より“宝石の王”と称されることもあり、身に着けると繁栄や富を引き寄せるとも考えられてきました。
ビジネスの成功や金運アップを願う方にとっては、心強いお守りとなるでしょう。
勝利
最後は「勝利」。
これは、オレンジ色の炎のような強いエネルギーが「競争や勝負ごとにおいて力を発揮してくれる」イメージに由来します。
スポーツや試験、仕事のプロジェクトなど、勝利を手にしたい場面で背中を押してくれると信じられているのです。
マンダリンガーネットの石言葉の意味は海外と日本で違う?
マンダリンガーネットは、海外でも「パワフルなエネルギー」を象徴する宝石として認知されていますが、やはり文化や歴史の違いにより、日本特有のニュアンスが加わることがあります。
たとえば日本では、努力や忍耐を美徳とする考え方が強いため、マンダリンガーネットにも「根気」や「不言実行」といった石言葉が生まれやすかったと考えられます。
逆に、海外では「結果を出す」「目標を実現する」といったゴール指向が重視されることが多いです。
そのため、マンダリンガーネットが「成功」「勝利」と結びつきやすく、ビジネスシーンや自己実現の象徴として愛されているようです。
海外でのマンダリンガーネットの石言葉の意味
- Success(成功)
- Prosperity(繁栄)
- Motivation(モチベーション)
- Creativity(創造力)
海外では、マンダリンガーネットの鮮やかなオレンジが創造力を活性化し、目標へ向かう行動力やモチベーションを引き出すと考えられています。
さらには、豊かさや成功を呼び込む「Prosperity」のシンボルとしても重宝され、ビジネスパーソンのお守りにも人気です。
1月の誕生石「マンダリンガーネット(スペサルタイトガーネット)」とは?

スペサルタイトガーネットは、1月の誕生石「ガーネット」の種類の1つ。
つまりマンダリンガーネット(スペサルタイトガーネット)は1月の誕生石といえます。
ガーネットの種類のひとつであるスペサルタイトガーネットは、ドイツが発祥の地です。
フランクフルトからウルツブルクに向かう途中にあるバイエルン州のSpessart(シュペッサルト、スペッサルト)の地名を由来とし、名づけられました。
スペサルタイトガーネットは別名で「スペサルティンガーネット」「スペッサルト」などと呼ばれています。
1月の誕生石「スペサルタイトガーネット」の色
スペサルタイトガーネットの色は、明るいオレンジから茶色みがかったカラーまで、幅広い色味があるのが特徴的です。
中でも、明るいオレンジ色で「マンダリンガーネット」と別名で呼ばれているものは希少な存在とされています。
※宝石としてはマンダリンガーネットが人気なので、スペサルタイトガーネットよりも名前の認知度が高いです
豆知識ですが、この鮮やかなオレンジ色の色彩は、鉄とマンガン等によって生み出されています。
以前、日本ではあまり入手することが出来ませんでしたが、見栄えの鮮やかさ、華やかさ、インパクトは抜群で徐々に人気が高くなっていきました。
宝石の色は比較的濃い方が評価の上がることが多いですが、あまりに濃すぎてしまうと茶色味を帯びてしまうので鮮やかさが失われてしまいます。
ご自分の目で見て綺麗だと思えるものを選ばれるのが良いかと思います。
スペサルタイトガーネットとマンダリンガーネットの違い
先程紹介したように、スペサルタイトガーネットの中に、「マンダリンガーネット」と呼ばれる明るく鮮やかなオレンジ色をしたガーネットがあります。
これは豆知識ですが、明るいオレンジ色をしていればマンダリンガーネットとして全て部類されるのではありません。
明るいオレンジ色をしていて、かつ、ナミビア産のスペサルタイトガーネットのみがマンダリンガーネットに分類されます。
ちなみにナイジェリア産とナミビア産の違いは起源の違いです。
- ナイジェリア産はペグマタイト起源
- ナミビア産は変成岩起源
また組成についても、ナミビア産にはパイロープ成分が含まれていることがナイジェリア産との違いとされています。
1月の誕生石「スペサルタイトガーネット」の原産地
スペサルタイトガーネットは数多くなく、限られた地域で採られています。
スペサルタイトガーネットの主な産地として、以下の国が挙げられます。
- ナイジェリア
- ナミビア
- マダガスカル
- ザンビア
- インド
最後に
マンダリンガーネットは、見た目だけではなく内面のエネルギーを燃え上がらせるような力を秘めた誕生石といわれています。
日本では「秘めた情熱」「不言実行」「根気」などの要素に重きが置かれ、海外では「成功」や「創造力」が強調されがち。
いずれにせよ、この石の鮮やかなオレンジが運んでくるのは、前向きなエネルギーと豊かな未来といえるでしょう。
「新しい一歩を踏み出したい」「努力を実らせたい」と感じたら、マンダリンガーネットをそっと身近に置いてみてはいかがでしょうか。
まるで、ポケットに小さな太陽を忍ばせているような心強さを感じられるかもしれません(^^)