7月の誕生石「ピジョンブラッドルビー」とは?
ピジョンブラッドルビーは7月の誕生石「ルビー」の種類の1つです。
この記事では、ピジョンブラッドルビーの色や意味だけでなく、ピジョンブラッドルビーの名前の由来、そして原産地まで、Amazonの画像付きで簡単に解説していきます。
7月の誕生石「ピジョンブラッドルビー」の意味
ピジョンブラッドルビーは、数あるルビーの種類の中でも最高級品だと言われています。
品質、希少性、価値など、全てにおいて揃っているためこのように言われるそうです。
そのため値段も高額となります。
7月の誕生石「ピジョンブラッドルビー」の名前の由来
ピジョンブラッドルビーは、「鳩の血のような赤色」をしていたことからこの名が付けられました。
7月の誕生石「ピジョンブラッドルビー」の色
ピジョンブラッドルビーの色はやや濃い赤色で、内側からのテリがある色合いが特徴的です。
紫外線に対して発光する性質が強く、黒みの原因になる鉄の不純物が少ないので、濃い色ながらも濁っておらず透明感があります。
ルビーの中でもチェリーピンクルビーとは対照的で、濃い赤色をしているピジョンブラッドルビーは色の起因であるクロムの量が1%と、ルビーの中でも含有量が高いことから濃い発色になります。
「ピジョンブラッドルビー」の色に関する注意点
上記でお伝えしたように、ピジョンブラッドルビーはクロムの量が1%と、ルビーの中でも含有量が高いことから濃い発色になります。
これについては、クロムの量が多ければよい、ということでもありません。
また、何%含有されているから、ピジョンブラッドルビーだという定義は鑑別機関によって異なります。
ちなみに、日本国内のAGL(宝石鑑別団体協議会)に属する鑑別機関では、「ピジョンブラッドルビー」という記載方法は用いられていません。
7月の誕生石「ピジョンブラッドルビー」の原産地
ピジョンブラッドルビーの産地は「ミャンマー」です。
特にミャンマー産の中でも最も評価が高いとされているのが、モゴック鉱山から産出されるものです。
モゴック鉱山で採られるものは、比較的に柔らかな大理石の空隙の中で結晶が大きく育ちました。
そのことにより、他産地とは異なる良質で大きな結晶が採れます。
色が濃く不純物も少ないため、透明度があり、高級品ながら人気があります。
しかし、ミャンマーは紛争の危機にさらされていたり、さらにはミャンマー政府が鉱山を国営化したため、ルビーの産出量が激減しています。
現在はとても貴重な宝石であり、入手困難とされています。
1990年代入ると、そこから東南にあるマンシュー鉱山からピジョンブラッドルビーが発見され、モゴック産に負けないほどの良質なものが産出され、今後に期待されています。
最後に
7月の誕生石「ピジョンブラッドルビー」について、Amazonの画像付きで簡単に解説していきました。