ボルダーオパールは、オーストラリアの大地が生んだ不思議な輝きを放つ誕生石です。
角度によって表情を変えるそのきらめきは、まるで虹のように多彩。
今回はそんなボルダーオパールの石言葉について、意味もわかりやすく解説していきます。
ボルダーオパールの石言葉は「奇跡」「発想」「希望」「幸福」です。
- 奇跡
- 発想
- 希望
- 幸福
ボルダーオパールの石言葉の意味をわかりやすく解説
ボルダーオパールは、暗い母岩(ボルダー)の中に鮮やかなオパールが埋め込まれていることから“ボルダーオパール”と呼ばれています。
石の黒っぽい部分からまばゆい虹色が覗く様子は、一見不可能を可能にする“奇跡”のようにも見えます。
ほかにも、新しい“発想”を促す力、“希望”に満ちた明るい未来を示す力、そして手にした者に“幸福”をもたらす力があると伝えられています。
1. 奇跡
ボルダーオパールは、固い母岩とオパールが一体となって形成されるため、産出量が非常に限られています。
さらに、母岩から削り出すときに偶然が重なってやっと美しい色彩が残ることもあり、その姿自体がまるで“奇跡”のよう。
オパール特有の“遊色効果(見る角度によって虹色の輝きを放つ現象)”が母岩の地色によっていっそう際立ち、何とも言えない神秘的なオーラをまとっています。
「こんなところから、こんな美しい色が生まれるなんて!」という驚きが、そのまま“奇跡”という石言葉につながっているのですね♪
2. 発想
ボルダーオパールの虹色は、まるで頭の中にいろんなアイデアが飛び交うようなカラフルさを持っています。
見るたびに「こんな色もあったのか!」と発見があり、クリエイティブな感性を刺激してくれると言われるのです。
ボルダー(母岩)とオパールというまったく異なる素材が絶妙に融合して生み出されるところから、「常識の枠を超えた発想力を得られる」とも信じられてきました。
まさに発想の泉を湧き出させてくれるようなパワーを感じさせる誕生石ですね♪
3. 希望
暗い母岩の中にキラキラと輝くオパールのコントラストは、まるで夜空にかかる虹や、雲間から差し込む光のよう。
どんなに暗い状況にあっても必ず光は射す、そんな“希望”を示してくれるようなイメージがあります。
実際、オパール自体はパワーストーンとして「幸運を呼ぶ」「ポジティブな気持ちを高める」などとも言われますが、ボルダーオパールは母岩の落ち着いた色合いが加わることで、よりいっそう「苦しい状況からでも希望を見いだせる」パワーを与えてくれると考えられています。
4. 幸福
ボルダーオパールの虹色を見ていると、なんだか心が踊るようなウキウキした気持ちになりませんか?
これもまた石言葉として「幸福」が挙げられるゆえんです。
オパールに含まれる七色の輝きは、「すべての願いをかなえる」と言われることもあり、それが幸福感をもたらす一因とされています。
日常にちょっとした彩りとトキメキをもたらしてくれるのが、ボルダーオパールの魅力です♡
ボルダーオパールの石言葉の意味は海外と日本で違う?
ボルダーオパールのようなパワーストーンや宝石にまつわる石言葉は、その文化的背景や歴史によって多少ニュアンスが異なる場合があります。
実際、日本では「奇跡」「発想」「希望」「幸福」といったポジティブな意味が強調される一方で、海外では少し違った捉え方をされることがあります。
特に海外(欧米圏)ではオパール全般に対して、古来から吉凶入り混じった様々な言い伝えが存在しており、文化や時代、地域によって意味や評価が変わっていった歴史があります。
海外でのボルダーオパールの石言葉の意味
海外でも、現代では「ボルダーオパール=光り輝く幸運の石」という肯定的なイメージが定着しつつあります。
オパール全般について不吉な伝承が残る地域もありますが、ボルダーオパールは母岩があることで“グラウンディング(地に足のついた安定感)”の意味を持つと解釈されることも多いようです。
- インスピレーション
ボルダーオパールの特徴的な美しさから、海外でも「クリエイティビティを高めてくれる石」として知られています。アーティストやデザイナーがインスピレーションを得るのに使ったり、お守りとして愛用する人も少なくありません。 - 癒し・スピリチュアル
母岩の落ち着きとオパールの虹色の華やかさが合わさり、心のバランスをとりながら癒しをもたらすと言われています。特にストレスの多い現代社会では、精神面でのサポートを期待して身につける方も増えています。
こうした意味合いは、日本で言われる「奇跡」「発想」「希望」「幸福」とも通じるところが多いですよね。
結果的に、海外でも「夢や希望を叶える石」として解釈されることが多くなっています。
10月の誕生石「ボルダーオパール」とは?
ボルダーオパールはそのオパールの種類の1つです。
激しく燃えるような鮮やかで濃い色彩で、非常に需要が高く、人気があります♡
ボルダーオパールの「ボルダー」ってどんな意味?
ボルダーオパールの「ボルダー(Boulder)」とは岩の塊という意味です。
鉄鉱石の塊の中で誕生するためボルダーオパールと命名されたようです。
10月の誕生石「ボルダーオパール」の色
ボルダーオパールは他のオパールとは違い、白や赤、オレンジといった特定の決まった色を持たないため、ブラックオパールと同じように大きく広い遊色効果と輝きが魅力とされています。
10月の誕生石「ボルダーオパール」の特徴
宝石の多くは全面が研磨されており、どこから見ても同じような輝きをしています。
しかし、ボルダーオパールの場合、裏面と表面があります。
裏面はオパールを包んでいた岩石の名残として茶褐色の鉄鉱石があり、この裏面を「母岩」と言います。
時には研磨によって、この裏面部分も美しく見栄えのあるものになります。
ボルダーオパールは、この母岩があってこその誕生石なのです。
また、表面は遊色効果により、様々な色が輝いています。
光の入る加減や角度によって違った色が見える味わい深さが、見る人をくぎづけにすることでしょう。
ボルダーオパールとブラックオパールの違いとは?
ボルダーオパールとブラックオパールは似ているため、同じ誕生石なのかな?と思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、ボルダーオパールとブラックオパールは別の誕生石です。
簡単に説明すると、オパール(蛋白石)の産地の違いが、ボルダーオパールとブラックオパールの違いです。
違いを判断するのは難しいですが、先程ご説明した石の裏面をみることで違いを知ることができます。
むしろ裏面をみなければ、ボルダーオパールとブラックオパールの違いを見分けることは基本的にはできません。
10月の誕生石「ボルダーオパール」の種類
オパールの種類の1つであるボルダーオパールにも4つの種類に分かれています。
- クリスタルボルダー
- ブラックボルダー
- ボルダーマトリックス
- ヤワナッツ
違いは細かなものとなってしまい、一般の方では原石を見ただけだけで、見分けがつかないかもしれません。
見分け方は色味よりも模様に左右されるとされ、どれも基本的に母岩は茶褐色の鉄鉱石となっています。
もちろん、種類によってそれぞれ価値が変わってきます。
ただ、特にボルダーマトリックスはボルダーオパールの中でも価値が高くなるとされていて、石の中に遊色の模様ができ、その美しさには定評があります。
10月の誕生石「ボルダーオパール」の原産地はどこ?
ボルダーオパールは主に、オーストラリアの「クイーンズランド州の中西部」で採られています。
もともと発掘された場所はイギリスやフランスなどで、ヨーロッパを中心に輸出されていました。
ヨーロッパでは一般的なオパールの代替品として、ボルダーオパール取り扱っていました。
近年ではその美しさが評価されるとともに、「ボルダーオパール」単体として人気が出るようになりました。
しかし、需要が増えると同時に残念ながら産出量は減少していったため、現在では稀少価値の高い宝石として取り扱われるようになりました。
最後に
10月の誕生石「ボルダーオパール」の石言葉について詳しくまとめました。
ボルダーオパールは、“暗い母岩から生まれる鮮やかな虹色”という見た目もさることながら、まるで人生の波を乗り越えるために必要な“奇跡”“発想”“希望”“幸福”といったエッセンスを詰め込んでいるかのような不思議なパワーを持つ誕生石です。
海外と日本で若干ニュアンスは異なるものの、根底にある「前向きなエネルギーをもたらす石」というイメージは共通しています。
もし、何か新しいことに挑戦したいときや、自分の中にあるアイデアや夢を開花させたいときは、ボルダーオパールの力を借りてみるのも素敵な選択肢かもしれません。
ぜひ一度、その不思議なきらめきを手にして、あなた自身の“奇跡”や“発想”を引き出してみてくださいね。
きっとボルダーオパールが、あなたの中に眠る希望と幸福の扉をそっと開いてくれるでしょう♪