スタールビーとは何か?7月の誕生石?どれが正しい?
スタールビーは7月の誕生石の1つ。
なぜならスタールビーはルビーの種類の1つで、そのルビーが7月の誕生石だからです。
そして7月の誕生石はルビーだけではありません。
そのためどれが正しいのかわからず迷っている人が多い印象です。
7月の誕生石「スタールビー」の意味
スタールビーは、ルビーと同じくコランダムという鉱物からできています。
その赤色のコランダムの中に、スターが入る物を「スタールビー」と呼んでいます。
一般的に宝石については、インクルージョン(内包物)が入っていると透明度が劣り、宝石としての価値が下がるデメリットがあります。
しかし、このスタールビーのスターはインクルージョンがある事で、石に光を当てると星の形のように光り輝くメリットがあります。
ルビーの種類の中でも群を抜いて希少性が高いのがスタールビーです!
ルビーにスターが現れるのは、石の内部にあるシルクと呼ばれる針状のルチル結晶が含まれているのが原因です。
このシルクインクルージョンに光が当たることによって、スターのような形をした輝きが生み出されます。
7月の誕生石「スタールビー」の色と特徴
スタールビーの色はルビーと同じなので、淡赤から濃赤までの赤ベースの色になります。
シルクインクルージョンという内包物が含まれているので、ルビーと言われるものよりも透明度は劣ります。
しかし、品質を決めるもっとも重要な特徴はスターのバランスです。
スターの形や輝き、現れる位置などのバランスによってスタールビーの評価の良し悪しを左右します。
さまざまな角度から、自然の光や照明の下でも照らして観察してみましょう。
どんな照明や光加減の下でもスターが美しく輝くかどうかが、良いものを見極めるポイントになります。
7月の誕生石「スタールビー」の豆知識
スタールビーは英語でも「Star Ruby」と呼ばれるので、日本と同じ呼び名をしています。
名前の由来は、星のように輝くルビーであるからそのまま名づけられたようです
では、ジュエリーの先進国であるヨーロッパ諸国では何と呼ばれているかをご紹介します!
【スタールビーの海外での呼び名】
- フランスのスタールビー
=Rubis Etoile(リュビ・エトワール) - イタリアのスタールビー
=Rubino Asteria(ルビーノ・アステリア) - ドイツのスタールビー
=Stern Rubin(シュテルン・ルビン) - スペインのスタールビー
=Rubi Asteria(ルビ・アステリア)
このように、ヨーロッパでも国によって呼び名がさまざまです。
ちなみに最良質のルビーの産地であるミャンマーでは「Pa Ta Mya Gaw Kyo(パタメァ ゴウキョウ)」と呼ばれています。
もしも海外でスタールビーを探される際は覚えていくとよいでしょう♪
7月の誕生石「スタールビー」の原産地
ルビーの産地として以下の地域が有名です。
- タイ
- スリランカ
- タンザニア
- マダガスカル
ルビーは南アジアから南アフリカにかけての地域で産出されている宝石ですが、スタールビーの産地についてはミャンマー(ビルマ)とスリランカが主です。
インドでもスタールビーが採られるのですが、こちらは「インドスタールビー」と呼ばれ別の宝石として区別されています。
スタールビーは半透明ですが、インドスタールビーは不透明に近いです。
最後に
7月の誕生石「スタールビー」について、Amazonの画像付きで解説していきました。
宝石の中に星を描いているかのようなスタールビーは、透明感はないものの、それ以上の美しさがあります。
光り輝く姿を見ればルビーよりも大きな存在感があります。