9月の誕生石「サファイア(蒼玉)」の種類
9月の誕生石「サファイア(蒼玉)」の種類
サファイア(蒼玉)の種類は、以下のように分類することができます。
- カシミール産サファイア
- スリランカ産サファイア
- ミャンマー産サファイア
- マダガスカル産サファイア
- ナイジェリア産サファイア
- モンタナ産サファイア
- オーストラリア産サファイア
- スターサファイア
- パパラチアサファイア
- ファンシーカラーサファイア
カシミール産サファイア
カシミール産サファイアは、インドとパキスタンの国境地域である、カシミール地方で発見されたサファイアです。
このカシミール産サファイアは、市場にほとんど出回る事がありません。
なので宝石が好きな宝石愛好家の中では、幻の宝石として呼ばれるくらい、ものすごく希少性の高いサファイアの種類の1つです。
スリランカ産サファイア
スリランカは伝統的な宝石の産地です。
マルコ・ポーロの「東方見聞録」でも、スリランカ産の宝石の美しさが紹介されているくらい、昔から人気のあるサファイアの種類の1つです。
ミャンマー産サファイア
ミャンマーは最高級のルビーの産地としても有名です。
ミャンマー産のサファイアは、特にタイで人気があるサファイアの種類です。
かなり品質の良いものから、かなり低いものまで幅広いので、値段が大きく変化します。
ミャンマー産のサファイアを購入する際は産地だけで評価するのではなく、必ず品質も確認することをおすすめします。
マダガスカル産サファイア
マダガスカルはアフリカ大陸の南東にあります。
写真のマダガスカル産サファイアは色がオレンジ色なので、「あれ?サファイアって青色じゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
一般的にサファイアというと、青色のサファイアを指します。
しかしオレンジやピンク、イエロー、グリーン、パープル、ホワイトなどなど、実はサファイアには様々な色合いの種類があるのです。
ナイジェリア産サファイア
ナイジェリア産サファイアは、1980年代後半頃から市場に出回り始めたサファイアの種類の1つです。
モンタナ産サファイア
モンタナはアメリカ北西部の州です。
そのモンタナで採れるサファイアが、モンタナ産サファイアです。
オーストラリア産サファイア
世界で産出されるサファイアの大半は、オーストラリア産のサファイアです。
オーストラリアでは、ブルーのサファイアはもちろん、他にも様々な色合いのサファイアの種類を採ることができます。
スターサファイア
スターサファイアには、星形に輝く六条の光が走ります。
ルチルを含んだサファイアがスター効果を起こしている、そんなサファイアをスターサファイアと呼びます。
産地は関係なく、スター効果がみられるかどうかで、このサファイアの種類が分類できます。
パパラチアサファイア
パパラチアとは、スリランカの言葉で蓮の花を意味します。
パパラチアは「サファイアの王」とも呼ばれています。
実はサファイアとルビーは、コランダムという同じ種類の鉱物でできています。
サファイアとルビーの違いは色です。
- ルビーは赤色のコタンダム
- サファイアは赤色以外のコタンダム
このように呼び分けられています。
オレンジとピンクの色の比率がほとんど半々であると認められたものだけを、パパラチアサファイアと呼びます。
とても細かいですが、ピンク色が強すぎたりオレンジ色が強すぎる場合は、パパラチアサファイアとは呼びません。
ファンシーカラーサファイア
ブルー以外のサファイアをまとめて、ファンシーカラーサファイアと呼びます。
サファイアの種類を分類する際、サファイアの産地でわけるパターンや、サファイアの色などでわけるパターンがあります。
サファイアの色で分ける際、ブルー以外のサファイアはまとめて「ファンシーカラーサファイア」という種類に分類することが可能です。
最後に
9月の誕生石「サファイア」の種類を簡単にまとめてみました。