ムーンストーンは6月の誕生石。
アデュラリアンムーンストーンは、そのムーンストーンの種類の1つです。
この記事では、アデュラリアンムーンストーンの色や意味だけでなく、アデュラリアンムーンストーン原産地まで、わかりやすく解説していきます。
6月の誕生石「アデュラリアンムーンストーン」の意味
アデュラリアンムーンストーンは、透明な石の中に神秘的な青い光が浮かぶ、美しいムーンストーンの種類のひとつです。
希少性もあって、人気急上昇中のムーンストーンなんです!
6月の誕生石「アデュラリアンムーンストーン」とは?
アデュラリアンムーンストーンについて調べると、頻繁に”アデュラリア(Adularia)”という言葉が出てきます。
言葉の響きが似ているので誤解されがちなのですが、アデュラリアとムーンストーンは似たような鉱物ではありますが、まったくの別物なんです!!
アデュラリア(Adularia)とは、氷長石(こおりちょうせき)と言い、スイスのアデュラー(Adular)地方のサン・ゴタール(St.Godtthad)で産出したことから、この名が付けられたカリ長石の一種です。
ムーンストーンとは、正長石(orthoclase)と曹長石(albite)との二種類の長石によって構成されている石です。
二つの長石を交互に積み重ねて層を作り出していくことでムーンストーンが誕生します。
ムーンストーンには特有のアデュラレッセンスと言われる効果があるのですが、これはアデュラリアが語源だとされています。
なので、非常にややこしいのですが長石というグループは同じでも宝石鉱物としては別物なのです。
アデュラレッセンスについては下記で詳しくご説明します。
アデュラレッセンスとは?
アデュラレッセンスとは、ムーンストーン独特の構造による光り方のことをいいます。
ムーンストーンは単独の鉱物ではなく、正長石と曹長石とが交互に重って層になった石で、2つの鉱物が層になった面に垂直に光が入ると、層ごとに光が反射され、干渉し合うことによって白から青の月光のような光の効果が表れます。
その効果のことを、アデュラレッセンスといいます。
6月の誕生石「アデュラリアンムーンストーン」の色
アデュラリアンムーンストーン自体は透き通るような透明感の高い石で、その中に青白色のアデュラレッセンス効果が見られる美しいムーンストーンです。
高品質を見極めるポイントは透明度!
透明度が高いものを選ばれることをおすすめします♪
6月の誕生石「アデュラリアンムーンストーン」の原産地
アデュラリアンムーンストーンの産地については、スイスのアデュラー山脈が有名な産地です。
ここ数年では、スイスと同じアルプス周辺国であるオーストリアから、アデュラリアと同等の美しいムーンストーンも産出されるようになりました。
しかし、採られる場所が増えたところで、希少性が高いことには変わりありません。
最後に
6月の誕生石「アデュラリアンムーンストーン」。
希少性が高いので、残念ながらAmazonなどでなかなか出品されません。
※アデュラリアンムーンストーン以外にも、ムーンストーンにはいくつか種類があります。
↓
6月の誕生石「ムーンストーン(月長石)」の種類をまとめました!【画像付き】