６月の誕生石「ブルームーンストーン」の石言葉とは？意味もわかりやすく解説

ブルームーンストーンは、まるで夜空に浮かぶ月をそのまま宿したような神秘的な輝きが魅力の誕生石。

角度によって青白いシラー（輝き）が浮かぶ様子は、まさに幻想的な夜空の月明かりを閉じ込めたかのようです。

ブルームーンストーンの石言葉の意味をわかりやすく解説

ブルームーンストーンは、穏やかに輝きながらも強いエネルギーを放つといわれています。

その由来や意味を知ると、ただきれいなだけでなく奥深いパワーを感じられるはず。

ここでは、ブルームーンストーンに込められた石言葉を順番に解説していきます。

1. 健康

ブルームーンストーンは、月のリズムと深い関わりがあるとされ、古くから女性の体調やホルモンバランスを整える石として重宝されてきました。

月の光が満ち欠けするように、自然のリズムに調和するエネルギーをもつといわれることから、“健康”という石言葉がつけられています。

まるで毎晩の月明かりを味方につけて、心と体のバランスを保つよう後押ししてくれるかもしれません。

2. 長寿

「健康」とつながる意味合いが強く、身体的だけでなく精神的な安定をもたらし、人生をより長く、穏やかに楽しむサポートをしてくれると考えられています。

ブルームーンストーンの持つやわらかな光が、過ぎゆく時間の移ろいにも寄り添うように、人生の彩りを長く楽しませてくれるのでしょう。

3. 富貴

“富貴”は、豊かさと高い地位・品格の象徴。

ブルームーンストーンは、その神秘的な輝きから「月の女神が宿る石」と伝えられることもあり、高貴な存在からの恩恵を受け取る力があるといわれています。

心の余裕や、人生をよりリッチに彩るヒントを与えてくれるかもしれません。

4. 富

“富”は“富貴”と似た意味合いを持ちますが、より直接的に金運や物質的な豊かさとの関係が強いといわれています。

月は夜を照らす象徴であり、先が見えにくいときにこそ道標（みちしるべ）になる光。

ビジネスや仕事面でのチャンスを照らし出し、「豊かさ」を呼び込む手助けをしてくれるのだとか。

5. 純粋な愛

夜空に浮かぶ月は、ときにロマンティックな雰囲気を演出しますよね。

ブルームーンストーンの青白い光は、純粋な愛や優しさの象徴として見られています。

心を浄化し、相手を思う気持ちを純粋に保つサポートをしてくれるかもしれません。

まるで照らし出される月夜のデートのように、淡くも儚く、しかし確かな輝きが恋愛運を後押ししてくれるでしょう。

6. 恋の予感

“純粋な愛”と合わせて語られることが多いのが、“恋の予感”。

ブルームーンストーンを身につけると、まだ見ぬ恋に出会うチャンスが巡ってくるともいわれています。

たとえ小さなきっかけでも、思いがけない化学反応が生まれるかもしれません。

7. 希望

どんなに暗い夜でも、月は欠かさずに光を届けてくれます。

ブルームーンストーンが放つシラー（青白い輝き）は、その揺るぎない希望や光を象徴。

人生のちょっとしたスランプや迷いのときに、未来を照らし出し、あなたの心にそっと希望の灯をともしてくれるはずです。

8. 生命力

月の満ち欠けは、古来より潮の満ち引きや大地のサイクルとも深く結びついているとされてきました。

ブルームーンストーンを身につけることで、この自然のリズムと共鳴し、生命力を高めるサポートを得られるかもしれません。

心と身体のエネルギーをコントロールし、自分らしく力を発揮できるよう手助けしてくれる存在といえるでしょう。

9. 幸福

これらすべての要素をまるごと受けとめ、最終的にたどり着くのが“幸福”です。

心と身体のバランスを整え、愛や希望を育み、富や長寿につながる力を宿すと信じられるブルームーンストーンは、総合的な幸運・幸福を運んでくれる石ともいわれています。

やわらかな光は、きっと持ち主の人生を豊かな色合いで包みこんでくれることでしょう。

ブルームーンストーンの石言葉の意味は海外と日本で違う？

実は、ブルームーンストーンにまつわる“石言葉”は、地域によって微妙に異なることがあります。

特に日本では「恋愛」と関連付けられることが多く、“純粋な愛”や“恋の予感”などが大きく取り上げられがち。

海外でのブルームーンストーンの石言葉の意味

海外、特にヨーロッパでは、ブルームーンストーンは旅の安全や道中の保護を象徴するといわれてきました。

長い航海や旅路の無事を月が見守ってくれる、という伝承があるのです。

そのほかにも、以下のような意味が伝えられています。

• 直感やインスピレーションの向上
  月の神秘的なパワーを受け取り、潜在意識を活性化させると考えられています。
• 情緒の安定・心の癒し
  やわらかな光が疲れた心を癒やし、安らぎをもたらすと信じられています。
• 女性性のシンボル
  月は古来より女性性の象徴。ブルームーンストーンは出産や子宝のお守りとされてきた地域もあるようです。

このように海外では、「旅や直感、母性」に関する意味合いが強調されているのが特徴。

日本では恋愛運のお守りとして人気があるブルームーンストーンも、海外では“旅のお守り”や“心を落ち着かせる癒しの石”として親しまれているのです。 

 

６月の誕生石「ブルームーンストーン」とは？

ムーンストーンは、６月の誕生石。

ブルームーンストーンは、そのムーンストーンの種類の１つです。

 

６月の誕生石「ブルームーンストーン」の名称

現在、ブルームーンストーンは流通名となっていて、正式な鉱物名は”ペリステライト”と言います。

ペリストライトという名称は、この石の輝きがハトの首が動くときの光沢に似ていることから、ギリシャ語で”鳩”を意味する「Peristera」に由来しているそうです。

ん？本当のブルームーンストーンは別の石？？

本来、ブルームーンストーンと定義されていた石は、スリランカで産出された青いシラーという白い石の中にぼんやりと青白い輝きが見られるムーンストーンのことでした。

しかし現在では既に閉山してしまい産出されなくなったため、ペリステライトがブルームーンストーンの代役として注目され、販売されるようになりました。

ペリステライトはムーンストーン(月長石)と同じ「長石」の一種ではありますが、曹長石と灰長石の固溶体からできており成分が異なります。

しかし、ペリステライト、ブルームーンストーンともに青いシラー効果を持ち、見た目がよく似ていたため、ペリステライトをブルームーンストーンと呼ぶようになりました。

 

６月の誕生石「ブルームーンストーン」の色

 

ブルームーンストーンは、乳白色から透明感の高い青白い輝きである青いシラー効果があります。

濃い色ではなく、優しい色合いが特徴的です。

 

６月の誕生石「ブルームーンストーン」の原産地

以前までは、ムーンストーンの産地としてスリランカが世界的にも有名でした。

ブルームーンストーンを初めとする美しいムーンストーンが数々産出されていましたが、それらの主要な産地は1980年代に採掘が停止されてしまいました。

それ以降もいくつかの地域で、「スリランカのムーンストーン」に近いとされる美しさを持った石が見つかりましたが、本物のムーンストーンではなく、ペリステライトに区分されます。

 

現在の市場で流通しているブルームーンストーンはペリステライトであって、主にタンザニア産のものが多いです。

 最後に

ブルームーンストーンの石言葉は、「健康」「長寿」「富貴」「富」「純粋な愛」「恋の予感」「希望」「生命力」「幸福」の9つ。

それぞれの言葉には、月のリズムや神秘的なパワーが深くかかわっており、心と体のバランス、恋愛運、豊かさ、そして総合的な幸福へとつながるといわれています。

また、日本では恋愛運の象徴として有名な一方、海外では旅の安全や直感を高める守り石として愛されているのも印象的。

まるで夜空に浮かぶ月が、国や地域によってさまざまな顔を見せてくれるように、ブルームーンストーンの魅力もまた多彩です。

もしあなたがブルームーンストーンを手に取ったなら、そのシラー（青白い輝き）に映る自分の想いをそっと見つめてみてください。

月明かりに照らされる静かな夜のように、あなたの中に眠る希望や純粋な愛が浮かび上がり、幸せへの一歩をそっと後押ししてくれるかもしれません。