8月生まれの方はもちろん、パワーストーン好きなら一度は耳にしたことがある「サードオニキス」。

その赤茶~オレンジがかった独特の色彩は、まるで夕陽が大地に溶け込む瞬間のような、どこかノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

この石は誕生石として、古くから「縁起の良い石」「幸福をもたらす石」として愛されてきました。

 

今回は、サードオニキスの石言葉について、意味もわかりやすく解説します。

サードオニキスの石言葉一覧

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サードオニキスには、以下のような石言葉が伝えられています。

  • 幸せな結婚
  • 夫婦の幸福
  • 邪気払い
  • 魔除け
  • 健康

 

こうしたキーワードから、サードオニキスが「家族やパートナーシップを大切にし、平和で健やかな暮らしを送るためのお守り」と考えられてきたことがうかがえます。

 

サードオニキスの石言葉の意味をわかりやすく解説

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サードオニキスの最大の特徴は、オレンジや赤茶色を帯びた温かみのあるカラーです。

その色合いから、まるで夕陽が大地にゆっくり溶け込み、日が暮れるころ家族の団らんへと人々が戻ってくるようなイメージが湧いてきます。

「幸せな結婚」「夫婦の幸福」

サードオニキスは古代ローマやギリシャの時代、夫婦の絆を強めるお守りとして愛用されていました。

その理由は、温かな色合いが愛情や信頼を象徴し、「夫婦やパートナーの関係を良好に保つ」力があると考えられていたためです。

ちょうどオレンジ色の光が、二人の間を優しく照らしてくれるイメージでしょう。

 

「邪気払い」「魔除け」

この石は、古代から魔除けや邪気払いとして使われてきました。

サードオニキスの層状の模様は、悪い気が入り込むのをブロックする防壁のようにも見えます。

また、その暖かい色合いは、暗いエネルギーを焼き払う太陽のようなパワーをイメージさせます。

その結果、「身を守る」「悪運を遠ざける」ための守護石として受け入れられたのです。

 

「健康」

サードオニキスは、心身をバランス良く整える力があるとも言われます。

大地を思わせる色合いはグラウンディング(地に足をつける)効果をもたらし、心の安定から身体的な健康をサポートすると考えられたのでしょう。

その優しい彩りは、体内の「元気」を呼び起こすビタミンカラーのようなもの。持つだけで、ちょっと元気が出る気がします。

 

サードオニキスの石言葉の意味は海外と日本で違う?

実は、パワーストーンの石言葉は、国や地域によって微妙に異なってくる場合があります。

日本では、サードオニキスは「夫婦円満」や「家内安全」のような家庭にまつわるイメージが強調されがち。

これは、日本が古来より家庭や家族を重視してきた文化的背景があるからでしょう。

 

一方、海外ではサードオニキスに付随する意味は、もう少し多面的になりやすいようです。

歴史的には戦士のお守りとされたこともあり、勇気や決断力を象徴する一面が評価されることも。

海外でのサードオニキスの石言葉の意味

海外では、「勇気」「決断力」「チャレンジ精神」といった意味を込められることがあります。

これは、かつて古代戦士たちが勝利のお守りとして用いていた名残とも言われます。

例えば、ローマ時代にはサードオニキスが指輪や護符として身に着けられ、戦いでの勝利をサポートする力が期待されていました。

今でも海外では、目標に向かって進むエネルギーを与える石として語られることがあります。

 

8月の誕生石「サードオニックス(サードオニキス)」とは?

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8月の誕生石の1つであるサードオニックス。 

「サードオニックス」と「オードオニキス」は読み方が違うだけで同じ石です。

 

和名は「紅縞瑪瑙」です。

これは「ベニシマメノウ」と読みます

※紅縞瑪瑙は瑪瑙(めのう)の一種です。

 

8月の誕生石としてはペリドットの方が有名ですが、サードオニックス(サードオニキス)にもたくさんの魅力があります。

 

多種多様の瑪瑙は玉随(ぎょくずい)と瑪瑙(めのう)に大別されており、石の色が比較的均一なものを「玉随」、縞模様のあるものを「瑪瑙」と区別しています。

サードオニックス(サードオニキス)はサード(紅玉髄)と、白色カルセドニー(玉髄)の帯状の層をもつ縞瑪瑙です。

 

縞模様の中でも、平行(直線)に縞模様が出るものを「オニックス(オニキス)」と呼び、それ以外の縞模様のものを「アゲート」と呼んでいます。

 

サードオニックスは、赤色と白色の平行な縞模様が特徴です。

 

 

8月の誕生石「サードオニックス(紅縞瑪瑙)」の名前の由来

サードオニックスの語源は、ギリシア語で茶色を表すサード(sard)と、かぎ爪(縞模様)の意味を持つオニックス/オニキス(onyx)とを合わせた名前です。

 

もともとオニックス(オニキス)は、白黒の縞模様のある黒いアゲートのことでした。

しかし、赤や茶色をしたオニックス(オニキス)も見つかり、それらを区別するためにオードオニックス(サードオニキス)と呼ぶようになりました。

 

和名である「紅縞瑪瑙」は「紅」は赤~オレンジ色を指し、「縞」は縞模様、「瑪瑙(めのう)」は、石の外観が馬の脳に似ていることに由来しています。

 

8月の誕生石「サードオニックス(紅縞瑪瑙)」の色について

サードオニックス(サードオニキス)は赤色~オレンジ色に白色や薄い褐色の縞模様が入った誕生石です。

 

8月の誕生石「サードオニックス(紅縞瑪瑙)」は縞模様が特徴的!

サードオニックス(サードオニキス)には、カーネリアン(紅玉髄)と言う鉱物的にもカルセドニーと同じで、色味も赤色から橙色をした石があります。

 

二つの違いは、縞模様が出ている石が「サードオニキス(サードオニキス)」、均一に色が出ている石が「カーネリアン」です。

 

よく間違えられることがありますので、サードオニックス(サードオニキス)の特徴である縞模様を必ず確認してくださいね!

 

8月の誕生石「サードオニックス(紅縞瑪瑙)」の歴史

サードオニックス(サードオニキス)の特徴的な縞模様の美しさは、古来から芸術品として非常に人気がありました。

この白いラインの縞模様をうまく生かして、彫刻品カメオに使われていたといわれます。

 

古代エジプト時代に始まり、続く古代ギリシャや古代ローマでは石へ彫刻を施す「カメオ」の文化が広がっていました。

 

カメオは装飾品だけでなく、お守りや印章としても身に付けられていたそうです。

当時カメオが絶大な人気で、ギリシャ神話の神々や英雄などの彫刻が好まれていました。

 

 

また、新約聖書では都の城壁の土台はあらゆる宝石で飾られており、その宝石は東西南北系12種、その中の北の宝石の1つがサードオニックス(サードオニキス)だとされています。

 

日本では、「縁結びの神」として有名な島根県にある出雲大社

そこへ奉られている御神体は、巨大なサードオニックス(サードオニキス)で出来ています。

 

このことから、古代の人々から世界各地で特別な存在として大切にされていました。

 

8月の誕生石「サードオニックス(紅縞瑪瑙)」の原産地

瑪瑙はありふれた鉱物で世界各地で産出されています。

■サードオニックス(サードオニキス)の主な産地

  • ブラジル
  • ウルグアイ
  • インド
  • 中国
  • ドイツ

 

最後に

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サードオニキスは、8月の誕生石として「幸せな結婚」「夫婦の幸福」「邪気払い」「魔除け」「健康」といった石言葉が語り継がれ、その温かな色彩と歴史的背景から、人々の生活や人間関係を守り、豊かにすると考えられてきました。

日本では家庭円満や心身の安定を象徴し、海外では勇気や決断力を高めるパワーとしても評価されるなど、その意味は実に多彩。

また、サードオニキスはまるでスパイスのように、人生にちょっぴりピリッとした元気を与えてくれる存在。

身に着けることで、心地よい調和を感じながら一歩前へ踏み出すお守りとなってくれるでしょう。