パイロープガーネットとは?1月の誕生石?どれが正しい?
パイロープガーネットは、1月の誕生石「ガーネット」の種類の1つです。
つまりパイロープガーネットも1月の誕生石といえます。
この記事では、パイロープガーネットの色や意味だけでなく、名前の由来や原産地まで、わかりやすくAmazonの画像付きで解説していきます。
1月の誕生石「パイロープガーネット」の意味
ガーネットとは鉱物のグループ名で、14種類もの鉱物の総称名です。
そのガーネットの種類のひとつであるパイロープガーネットは、マグネシウムとアルミニウムの珪酸塩鉱物で組成されています。
そして、パイロープガーネットはたいていの場合、以下の不純物を含んでいます。
- カルシウム
- クロム
- 鉄
- マンガン
1月の誕生石「パイロープガーネット」の名前の由来
パイロープとはギリシャ語の形容詞「Pyr」で、「火のような、燃え立つような」を意味しています。
ろうそくの明かりにかざしたときの色に由来する情熱的な赤色に輝く石です。
和名では苦礬柘榴石 (くばんざくろいし)と名付けられています。
1月の誕生石「パイロープガーネット」の色
パイロープガーネットは血赤色といわれるほど、綺麗で鮮明な赤色をしています。
ガーネットの中で赤葡萄酒色をしたアルマンディンガーネットも存在しているのですが、見た目での区別は一般的には出来ないとされています。
二つの違いは構成成分的な石分けであり、色分けではないので、厳密に知りたい場合は、成分を調べないと判断できません。
市場では、アルマンディンガーネットもパイロープガーネットも両方が流通していており、混同されています。
鑑別書なしで出回っているものがほとんどで、価値的にも稀少性もそれほど差がないので特に鑑定する必要性がないと判断されています。
1月の誕生石「パイロープガーネット」の原産地
パイロープガーネットの産地として以下の国が挙げられます。
- 南アフリカ
- アメリカ
- オーストラリア
- タンザニア
- スイス
- ブラジル
初の商業的産地としては、ハプスブルグ家統治下のボヘミア王国・トレプニッツ、現在「チェコ共和国」です。
18世紀から19世紀にかけてチェコのボヘミア産のパイロープは、この地方の名品でヨーロッパのヴィクトリア朝時代に流行し、ボヘミアンジュエリーに多く使用されました。
しかし、残念ながら現在ではほとんど採れなくなってしまったようです。
最後に
1月の誕生石「パイロープガーネット」。
Amazonの画像付きでその名前の意味や色、産地などを解説していきました。
パイロープガーネットの炎のような真っ赤な色彩は、パッと目を引きますので、ファッションのポイントとして、大小限らず存在感があります。
鮮やかな色は心も明るくしてくれたり、気分も上げてくれる効果もあります♪