黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)は、その真珠(パール)の種類の1つです。
この記事では、黒蝶養殖真珠の色や形、養殖場所などなど、黒蝶養殖真珠についてAmazonの画像付きでわかりやすく解説していきます。
6月の誕生石「黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)」とは?
黒蝶養殖真珠は、一般的にタヒチ真珠、または黒真珠と呼ばれていて、南洋の黒蝶貝から生まれる真珠のことです。
フレンチポリネシアのタヒチ産が有名なことから、タヒチ真珠とも呼ばれるようになりました。
また、他の真珠に染色処理をして「黒真珠」と呼んでいる物もありますが、黒蝶真珠は天然の色で黒色の真珠が生まれます。
6月の誕生石「黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)」の色
黒蝶養殖真珠のカラーには、光沢のある孔雀の羽をイメージしたピーコックカラーと呼ばれているグリーンブラック系の色が人気ですが、年々数量が減ってきています。
他にも、
- グリーンのタヒチ真珠
- ブルーのタヒチ真珠
- グレーのタヒチ真珠
- ブラックのタヒチ真珠
- ブラウンのタヒチ真珠
- イエロー系のタヒチ真珠
このように黒のみではなく、
たくさんの色味があります。
6月の誕生石「黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)」の形
黒蝶養殖真珠の形は、
- ラウンド(丸型)
- セミラウンド(O型)
- ドロップ(しずく型)
- バロック(変形)
- サークル
- ボタン
- オーバル
- ケシ
などなど、様々な形があります。
一般的にはラウンドが良いとされていますが、バロックなどの変形もジュエリーとして作り上げると、他にはない美しさや輝きがあります。
完璧な真円の真珠は大きければ大きいほど採るのが難しいため、価値は高くなります。
そして、ドロップ(しずく型)も価値が高く、イヤリングなどのペアの真珠で形が綺麗にそろっていれば、真円以外でも価格評価は高くなることもあるそうです。
6月の誕生石「黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)」の大きさ
黒蝶養殖真珠のサイズは、7mm~18mm位までのものがあります。
サイズの大きい珠を作るためには同じ貝を2回使います。
最初は10ミリ位の真珠を養殖し、2回目は10ミリ以上の核が挿入され、11ミリ以上の珠が作られるのです。
現在では養殖サイズの拡大化に伴い、8~10mmといった細いサイズが激減しています。
一般的には10mm~13mmあたりが主流で人気があります。
6月の誕生石「黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)」のテリ(光沢)
テリとは真珠の輝きのことですが、真珠層の巻きが厚いほど輝きが良くなります。
黒蝶養殖真珠は、真珠表面からの輝きだけではなく、内側からの深みのある真珠特有の輝きや、力強く光沢が強いものが良質とされ、価値が高いとされています。
6月の誕生石「黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)」の養殖場所
黒蝶真珠の養殖は日本発祥で、1914年に沖縄の石垣島から始まりました。
世界で初めて黒蝶真珠の養殖に成功しましたが、沖縄だけでの生産量はとても少なく、ほとんど日本国内で販売された為、世界に行き渡るまではいきませんでした。
1980年代に入るとタヒチの生産が本格始動し、その範囲は広く、あっという間に世界中に行き渡って産地として広まりました。
現在では世界に流通している95%以上の黒蝶真珠がタヒチで養殖されていますが、
- フレンチポリネシア海域
- クック諸島
- フィジー島
- 沖縄
などの場所でも少量ながら作られています。
黒蝶真珠は温かくて綺麗な海で育てられるのに適しているということなのでしょう。
最後に
6月の誕生石「黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)」について、アマゾンの画像付きで解説しました。
黒蝶真珠(タヒチ真珠)は黒・緑・黄色の色素をもち、天然の色ならではの神秘的なグラデーションカラーで、この艶やかな輝きには魅力がたくさんつまっています。
育つ環境によって一つとして同じ色、形は無く、個性的な真珠は見る人を魅了します。
※黒蝶養殖真珠(タヒチ真珠)以外にも、真珠(パール)にはいくつか種類があります。
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6月の誕生石「真珠(パール)」の種類をまとめました!【画像付き】