「マザーオブパール」という名前からして、どこか神秘的で優雅な響きがありますよね。
まるで深い海の底で真珠を抱く貝が、小さな揺りかごのように宝石を包み込んでいるかのようなイメージを抱かせます。
今回はそんなマザーオブパールの石言葉について、意味もわかりやすく解説していきます。
マザーオブパールの石言葉
マザーオブパールの石言葉は「守護」「円満」「健康」「長寿」「富」「無垢」「純潔」です。
- 守護
- 円満
- 健康
- 長寿
- 富
- 無垢
- 純潔
これらはまるで、深海から届けられた「幸せの7品目セット」のよう。
心を包み込み、守り、豊かにし、無垢な気持ちへと導いてくれるメッセージが込められているといわれています。
マザーオブパールの石言葉の意味をわかりやすく解説
それでは、これらの石言葉がなぜマザーオブパールと結びつくのか、その背景を踏まえてひとつずつ見ていきましょう。
守護
マザーオブパール(白蝶貝や黒蝶貝など貝殻由来の母貝層)は、真珠を生み出す「母体」でもあります。
そのため、「大切なものを内側で育み守る」という意味合いから「守護」のエネルギーが感じられるといわれています。
母貝が真珠を守るように、持ち主の心も優しく守護してくれる存在なのです。
円満
貝殻が丸く滑らかで美しい曲線を描くように、人生に円やかさや調和をもたらすとされています。
まるで、日常の小さないざこざやギスギスした空気を、ほっこりとした温泉に溶かし込むかのような「円満」パワーが秘められているのです。
健康
真珠の母体となる貝は、自然界の豊かな恵みと循環の中で生きています。
海水や栄養分を取り込みながら健やかに成長することから、「健康」そのものを連想させます。
体だけでなく心の健康を保つための癒しアイテムとしても人気がある理由はここにあります。
長寿
海は永遠に近い時間を感じさせる場所。
そして、長い年月をかけて真珠が育まれるように、マザーオブパールは「長寿」の象徴とも言えます。
長い人生を健やかに、穏やかに楽しんでいくための心強いお守りとなるでしょう。
富
貝殻の内側に光り輝く真珠は、古来より「宝物」として扱われてきました。
そのため、マザーオブパールにも「富」や「豊かさ」といった象意が重ねられます。
これはお金だけでなく、心の豊かさや人間関係の実りといった精神的な富にもつながります。
無垢・純潔
雪のような白さや、清らかな輝きを放つマザーオブパール。
その純粋さは「無垢」や「純潔」を象徴します。内面の汚れや迷いを洗い流し、自分自身の本来の姿を見つめ直す手助けをしてくれるでしょう。
マザーオブパールの石言葉の意味は海外と日本で違う?
日本では「守護」「円満」「無垢」といった、どちらかというと心の安定や精神性を重視した石言葉が多く伝わっています。
優しさや清潔感、平和な家庭を連想させる表現が多いため、「和」を大切にする日本人の気質にもフィットしやすいといえるでしょう。
一方、海外ではマザーオブパールはどのようにとらえられているのでしょうか?
文化や歴史、宗教観の違いによって、少し異なる意味合いが付与されています。
海外でのマザーオブパールの石言葉の意味
海外では、マザーオブパールは「純粋さ」や「女性性」、そして「精神的な成長」などが強調される傾向があります。
特にヨーロッパでは、真珠そのものが純潔のシンボルとして古くから扱われているため、マザーオブパールに対しても「内なる美」「魂の磨き上げ」といった精神的な豊かさが重視されることが多いようです。
また、アメリカやオセアニアでは、ヒーリングストーンとして「感情のバランス」を整え、「内なる声に耳を傾ける」手助けをする存在としても愛用されています。
これは、自由な発想や個人の尊重が大切にされる文化背景が関係していると考えられます。
最後に
マザーオブパールは、深い海が育む母性の力をはらみ、豊かな精神性を内包する神秘的な存在。
守護や円満、健康、長寿、富、無垢、純潔といった石言葉は、いずれも人の心を穏やかに温め、よりよい人生へ導いてくれるメッセージが込められています。
日本では家族や社会の調和を重視し、海外では精神性や個の成長を大切にするなど、国や文化によってニュアンスは多少異なりますが、どちらにせよマザーオブパールが持つ「癒し」と「導き」の力は普遍的に愛され続けています。
手首にブレスレットとして身につけるもよし、部屋にちょこんと置いてインテリアとして楽しむもよし。
マザーオブパールは、あなたの人生に静かな波紋を広げ、心を透き通るような純白の光で包み込んでくれることでしょう。