漆黒の月夜を抱きしめたようなミステリアスな輝きで人気を集める「ブラックムーンストーン」。
その神秘的なオーラに惹かれ、「どんな石言葉があるんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなブラックムーンストーンの石言葉について、意味もわかりやすく解説していきます。
結論からいうと、ブラックムーンストーンの石言葉は「包容力」「受容性」「ふたりの出発」です。
- 包容力
- 受容性
- ふたりの出発
ブラックムーンストーンの石言葉の意味をわかりやすく解説
ブラックムーンストーンは「月の石」として知られるムーンストーンの一種。
そのなかでも深みのあるブラックカラーが特徴です。
月には“満ち欠け”があるように、私たちの気持ちにもいろいろな面がありますよね。
ブラックムーンストーンは、月の神秘を宿しつつ、深い闇の部分を受け止める強さを持っていると言われます。
ここから、以下のような石言葉が生まれたと考えられています。
1. 包容力
「包容力」というと、大きな優しさで相手を包み込むイメージですね。
ブラックムーンストーンは、自分だけでなく他者の気持ちも受け止める力を高めてくれるとされることから、この石言葉がつけられました。
たとえば、友人が悩んでいるときに一緒に悩み、寄り添ってあげられるような“受け止める心”をサポートしてくれます。
なんだか落ち込んでしまったとき、ブラックムーンストーンの漆黒の光を眺めると、ふっと背中をそっと支えてくれるような安心感を得られるかもしれません。
2. 受容性
「受容性」は、あるがままの状態を受け入れる柔軟さを示します。
人間関係や仕事、恋愛など、どうしてもうまくいかないことがあるとき、私たちはつい「どうしてこんなことに!」と怒ったり、焦ったりしてしまいますよね。
ブラックムーンストーンは、そうした苛立ちや戸惑いを静かな闇に吸い込むように受け止め、「まずは一旦受け入れる」ことをサポートしてくれると言われます。
月の満ち欠けのように、物事にはサイクルがあり、タイミングも必要。ブラックムーンストーンを持つと、「大丈夫、今はこのままでも進んでいるんだ」と思えるようになるかもしれません。
3. ふたりの出発
「ふたりの出発」は、結婚やカップルのこれから始まる新しい未来を象徴しています。
なぜブラックムーンストーンが“ふたり”の門出に良いとされるのか?
それは、月のパワーが“引き合うエネルギー”や“新しいサイクル”を司るから。
そして、ブラックカラーの落ち着いた雰囲気が、冷静かつ深い愛情を感じさせてくれるのです。
一筋縄ではいかない関係でも、お互いを理解し合い、これからの未来に向かって歩んでいくためのサポートになる石とされています。
もし大切な人と一緒に困難を乗り越えていきたいと考えているなら、ブラックムーンストーンの指輪やペアアイテムを選ぶのも素敵なアイデアですね。
ブラックムーンストーンの石言葉の意味は海外と日本で違う?
ところで、石言葉と聞くと、日本独自の文化のように感じる方もいるかもしれません。
しかし、実は海外にも日本とは少し違った意味合いで語られることがあります。
ムーンストーン全般としては、海外では「恋人たちの石」と呼ばれるほどロマンティックなイメージがありますが、ブラックムーンストーンの持つ“深い闇”や“神秘”のイメージから、日本では「包容力」「受容性」「ふたりの出発」といった落ち着いた意味合いとして伝えられることが多いようです。
海外でのブラックムーンストーンの石言葉の意味
海外では、ブラックムーンストーンを「月の影を映す鏡」といったロマンチックな表現で語ることがあります。
たとえば、「暗闇の中でこそ見える真実」や「潜在意識を引き出す鍵」など、精神的な成長や自己啓示にまつわる意味が強調される傾向があります。
月は太陽の光を受けて輝きますが、闇夜の中にあるからこそ、その光の存在感は際立ちます。
ブラックムーンストーンも、私たちの心の闇や葛藤を理解したうえで、“本来の輝き”を呼び覚ましてくれるものとされているのです。
日本では比較的、「恋愛運」「夫婦円満」といった縁起の良さを前面に出す一方、海外の一部では“自己探求”や“スピリチュアルな目覚め”によりフォーカスしている印象ですね。
6月の誕生石「ブラックムーンストーン」とは?
6月の誕生石「ムーンストーン」。
そのムーンストーンの種類の1つが、ブラックムーンストーン。
ムーンストーンはバリエーション豊かな色を持った誕生石です。
※ムーンストーンの色の例
- 乳白色
- 灰色
- 淡黄色
- オレンジ色
- ピンク色
ブラックムーンストーンにも独自のシラー効果があります。
※シラー効果よって黒がかった石の色に、影のある特有の青白い光が石の曲面に浮き上がって見えます。
6月の誕生石「ブラックムーンストーン」の色
基本的に暗い灰色から黒色までが「ブラックムーンストーン」という商品名で販売されています。
お店によってはブラックムーンストーンではなく、グレームーンストーンとして販売している場合もあるようです。
選ぶ際のポイントとして、内傷・インクルージョン(内包物)が少ないものが高品質とされています。
傷が少ないものは透明度が高くなるため、明るい場所ではダークグレーの様な色合いを見せてくれるので、二面性をもつ石でもあります。
6月の誕生石「ブラックムーンストーン」の原産地
ブラックムーンストーンの主な原産地は
- タンザニア
- インド
- スリランカ
と言われています。
暖かい地域で採られるようですが、産出量は世界的にもそれほど多くありません。
そのためブラックムーンストーンは希少価値の高い誕生石となります。
最後に
6月の誕生石「ブラックムーンストーン」の石言葉について詳しくまとめました。
ブラックムーンストーンの石言葉は、「包容力」「受容性」「ふたりの出発」の3つ。
月の神秘をたたえるこの石は、深い闇のなかでも静かに光を放ち、新たな一歩を踏み出すためのパワーをくれるといわれています。
日本と海外では微妙に捉え方が異なるものの、“月が象徴する神秘的な力”や“潜在意識をサポートする働き”は共通しています。
もしあなたが、“誰かとより深い関係を築きたい”とか“自分のなかの葛藤をしずめたい”と思ったときは、ブラックムーンストーンの魅力に触れてみてはいかがでしょうか?
きっと、その神秘的な輝きが静かに背中を押して、心を包み込むようにサポートしてくれるはずです。
月夜を味方につけて、新しい自分を見つける旅に出かけてみましょう♪