6月の誕生石として知られる「アレキサンドライト」。

光の加減によって美しく色を変えるこの神秘的な宝石には、実はさまざまな石言葉が存在します。

 

ここでは、アレキサンドライトの石言葉を一覧でご紹介したあと、それぞれの意味もわかりやすく解説していきます。

変幻自在な光の魔法使いとも呼べるアレキサンドライトが秘めるメッセージを一緒に紐解いていきましょう。

アレキサンドライトの石言葉一覧

  • 高貴
  • 秘めた思い
  • 情熱
  • 安らぎ
  • 誕生
  • 出発
  • 独立

アレキサンドライトの石言葉の意味をわかりやすく解説

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アレキサンドライトは、昼の光の下では美しい緑~青緑色、夜の光の下では赤紫色へと、周囲の光によってその表情をガラリと変える不思議な誕生石です。

この性質は、二面性、変化、成長、そして自分を新たな方向へと導くパワーを感じさせます。

こうした特徴が、先ほど挙げた石言葉にも反映されているのです。

「高貴」:内なる気高さとブレない芯

アレキサンドライトが持つ透明感と深みのあるカラーは、まるで王侯貴族の装飾品のような高貴さを漂わせます。

その気品は、持ち主に「自分は価値ある存在だ」という内なる自信や高潔な心を思い出させてくれます。

まさに内面に秘めた“ぶれない軸”を育む力がある誕生石なのです。

 

「秘めた思い」:胸の内で熟成される感情

日中と夜で表情を変えるアレキサンドライトは、人が他者には見せない本音や秘めた感情を象徴します。

ゆらゆらと光の下で色を移ろわせる様は、心の奥底で育まれる思いが、いつか何かのきっかけで美しく花開くようなイメージ。

まだ言葉にできない、その人だけが知る特別な感情が芽吹いていくサポート役と言えるでしょう。

 

「情熱」:暗闇で燃え立つ赤い炎

夜になると赤紫に輝くアレキサンドライトは、まるで内に秘められた情熱が闇夜に浮かび上がるかのよう。

昼の凛とした姿から一転、夜には情熱的なカラーを放つこの誕生石は、「今は静かでも、心の奥に秘められた情熱は決して消えない」というメッセージを送ります。

何かに情熱を注ぎたい、目標を追い求めたい時に心強い後押しとなるでしょう。

 

「安らぎ」:揺るがない静かで安らかな心

日中の美しく穏やかな緑色は、深い森の中で静かに呼吸を整えるような安らぎを与えます。

忙しく流れる日常において、自分自身を見失わず、穏やかな心を保つためにアレキサンドライトは癒しのエネルギーを放ちます。

まるで目を閉じた先に広がる緑の草原に身をゆだねるような、静かなリラックス効果が期待できるでしょう。

 

「誕生」:新しいスタートのきっかけ

アレキサンドライトは6月の誕生石であり、「新しい命」「新しい関係」「新しい夢」の誕生を象徴します。

二面性をもつこの石は、新たな環境で新たな自分を発見する力をサポート。

まるで季節が巡り、春がやってくるように、自分の人生に新たな芽が出る瞬間を後押ししてくれるでしょう。

 

「出発」:次なるステージへ踏み出す勇気

変化を宿すアレキサンドライトは、「もう一歩前へ」という行動のエネルギーを秘めています。

昼夜で色を変えるように、これまでとは異なる時間、空間、環境へと自分をシフトさせる勇気をくれるのです。

もしかしたら、転職や引っ越し、新しいチャレンジなど、人生の新しいステージへと旅立つ時に頼れるコンパスとなるかもしれません。

 

「独立」:自立した心で未来を切り開く

色の変化は、光によって左右されながらも、自らが本質的な美しさを失わないことを示します。

この特質が「独立」というキーワードを生む由来でもあります。

他人の光に左右されるのではなく、自分自身の美しさや価値を理解し、前へ進む強さをもたらします。人生の舵取りを自分で行うための、自立のシンボルともいえるでしょう。

 

アレキサンドライトの石言葉の意味は海外と日本で違う?

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興味深いことに、アレキサンドライトが発見された場所や時代背景、文化によって、その石言葉には微妙なニュアンスの違いが生まれることがあります。

日本では、その色の変化や6月の誕生石としてのイメージから「生まれ変わり」「静寂の中の情熱」といった繊細な感情の機微が意識されがち。

一方で海外では、より直接的な「変化」「魔術的な魅力」「王権と神秘性」といった要素が強調されることもあります。

海外でのアレキサンドライトの石言葉の意味

海外では、アレキサンドライトは「皇帝の石」としての歴史を持つこともあり、その高貴さや神秘性がよりダイナミックに語られます。

特にロシアでは、アレキサンドライトがロマノフ王朝に愛されたことから、「皇室の象徴」「幸運や権威のシンボル」と見なされることがあります。

さらに欧米の一部では、その色変化を「人生の変転」や「愛の多面性」と結び付け、ミステリアスで魅惑的な石として捉える傾向があります。

 

最後に

 

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アレキサンドライトは、その独特の色変化が示すように、内なる感情の揺らめきや人生のステージ変化を象徴する多面的な誕生石です。

「高貴」「秘めた思い」「情熱」「安らぎ」「誕生」「出発」「独立」という石言葉は、それぞれがこの石の特性や歴史的背景、文化的価値観を反映しています。

 

日本では繊細で内面重視のメッセージ性が、海外では高貴さやダイナミックな変化、権威を象徴する要素がより強調されるなど、解釈は多彩。

アレキサンドライトは、あなたが見つめる光の角度や心の状態によって、異なるメッセージを伝えてくれる不思議な存在なのです。

人生の転機や新たなスタートの際、あるいは静かに情熱を燃やしたいとき、ぜひアレキサンドライトの魔法に触れてみてください。