12月の誕生石「ターコイズ(トルコ石)」の石言葉とは？意味もわかりやすく解説

ターコイズ(トルコ石)は、その美しい青色が世界中で愛されているパワーストーン。

12月の誕生石としても有名で、古くからさまざまな文化で尊ばれてきました。

そんなターコイズには、その輝きを彩るかのように多くの「石言葉」が存在します。

一見すると、「ビジネスシーン」から「ライフスタイル」、そして「心身の安定」まで幅広くカバーしているような印象がありますね。

では、なぜターコイズはこんなにも多面的なメッセージを秘めているのでしょうか？

この後、それぞれの石言葉の意味などもわかりやすく解説していきます。

ターコイズ(トルコ石)の石言葉の意味をわかりやすく解説

ターコイズは古来より「空」と「海」を宿したような神秘的な色彩で人々を魅了してきました。

その色合いは、まるで快晴の空に一筋の希望が差し込むかのよう。

そんな爽やかな輝きを持つターコイズには、以下のような意味が込められています。

1. 成功

ターコイズは成功を象徴する石として古来より珍重されてきました。

遊牧民や冒険者にとって、旅路や交易は生存をかけた重要な「仕事」。

その中で、目的地へ無事に到達し、取引をうまくまとめる“成功”が求められます。

ターコイズを身につけることで、困難な道のりを切り開き、努力が実りやすくなると信じられてきたのです。

 

2. 繁栄

ビジネスや人生設計を豊かに進めたいとき、ターコイズは「繁栄」の象徴でもあります。

古代ペルシャやネイティブアメリカンたちは、ターコイズの青空を思わせる色に無限の豊かさを感じ、コミュニティの発展や穏やかな暮らしを願っていたとか。

まるで将来への土台を着実に積み上げていく、青い建材のような存在なのです。

 

3. 健康

ターコイズは心身のバランスを整えるパワーストーンとしても知られています。

その爽やかな青は、精神的な疲れやストレスを和らげ、自然との調和を取り戻す効果があるとされています。

パソコン画面に向かいがちな現代人にとって、ターコイズはココロとカラダに「青空のビタミン」を届ける存在になるでしょう。

 

4. 自由

空を思わせる爽やかな青色は、制限から解き放たれた「自由」を象徴します。

新たな土地への旅立ちや、新しい自分に生まれ変わろうとする転機に、ターコイズを身につけることで、閉ざされたドアがスッと開くような心地が得られるかもしれません。

 

5. 旅の安全

最も古くから伝えられる石言葉のひとつが「旅の安全」。

砂漠を越え、海を渡り、人々が移動する際には、方向を示す青い空がいつも目印でした。

ターコイズは、その空の象徴として、迷いを払拭し、無事に目的地へと導くお守りとされたのです。

 

6. 幸福

幸福は私たちがいつも求める人生のゴール。

ターコイズは、明るい青空が心を晴れやかにするように、持ち主の心を温かく穏やかに照らします。

自分自身や周りの人を大切にし、豊かな感性で人生を受け止めることで、幸せは自然と訪れるでしょう。

 

7. 強運

「強運」とは一朝一夕で得られるものではありませんが、ターコイズは巡り合わせを後押ししてくれる「運気アップ」の石とも言われます。

そのエネルギーは、良い出会いを呼び寄せ、転んでもただでは起きない、そんな底力を与えてくれます。

 

ターコイズ(トルコ石)の石言葉の意味は海外と日本で違う？

興味深いことに、ターコイズに込められた意味や石言葉は、時代や地域によって微妙にニュアンスが異なります。

日本では先ほど挙げたような「成功」「繁栄」「旅の安全」などがメジャーですが、海外へ目を向けると、また少し違ったストーリーが広がっています。

 

海外でのターコイズ(トルコ石)の石言葉の意味

例えば、ネイティブアメリカンの部族では、ターコイズは「神聖な石」として尊ばれ、精霊の声を聴くための通路として扱われてきました。

また、中東地域では魔除けとして身につけられ、邪悪なエネルギーから身を守るお守りのような意味合いも持っていました。

いずれも「スピリチュアルな後押し」や「人と自然との繋がりを深める存在」として認識されており、シンプルな「成功のお守り」というよりは、「人生と魂の羅針盤」として深い意味を持っていたのです。 

 

12月の誕生石「ターコイズ(トルコ石)」とは？

 

12月の誕生石「ターコイズ(トルコ石)」。

ターコイズ(トルコ石)は、人類の歴史の中で最も古い宝石と言われています。

古代エジプトや中国などで、装飾品として多く使用されてきました。

 

ターコイズの和名はなぜトルコ石？

ターコイズの和名はトルコ石です。

トルコ石という名前なので「ターコイズはトルコで発見された」と思っている方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。

ヨーロッパに輸入される時にトルコを経由していたため、トルコ産だと勘違いされこの名前がついたそうです。

 

勘違いからそのモノの名前がつけられ、今もなおその名前が使われているということは、この世界ではよくあることです。

 

12月の誕生石「ターコイズ(トルコ石)」の種類について

ターコイズ(トルコ石)の種類は以下のようにたくさんあります。

 

• アリゾナ産ターコイズ
• ネバダ産ターコイズ
• ニューメキシコ産ターコイズ
• コロラド産ターコイズ
• チベット産ターコイズ

 

さらに細かく分けると、以下のようにターコイズの種類を分類することもできます。

• インディアンマウンテン
• キャンデラリアターコイズ
• キングマナッサ
• ブルーバードターコイズ
• キングマンターコイズ
• ビズビーターコイズ
• ダメイル(ダマリ)
• ブルーダイアモンドターコイズ
• ロイストンターコイズ
• ナンバーエイトターコイズ
• モレンシーターコイズ
• ランダーブルーターコイズ
• レッドマウンテンターコイズ
• ローンマウンテンターコイズ

 

参考：12月の誕生石「ターコイズ(トルコ石)」の種類

 

12月の誕生石「ターコイズ(トルコ石)」の色について

ターコイズ(トルコ石)の色は、「ターコイズブルー」と呼ばれる青色や黄緑色が一般的です。

 

ターコイズ(トルコ石)の色をさらに細かく分けると以下のように分類することができます。

 

 

質のいいターコイズは鮮やかな青色になり、不純物に鉄を含むことで緑色に変色されます。

 

 

12月の誕生石「ターコイズ(トルコ石)」の原産地

ターコイズ(トルコ石)の原産地はとても範囲が広いです。

 

このように様々な場所がターコイズの主要な原産地となります。

 

最後に

ターコイズ(トルコ石)は、12月の誕生石としてだけでなく、その独特の青色と歴史的背景から、さまざまな石言葉を纏っています。

成功や繁栄、健康、自由、旅の安全、幸福、そして強運といった言葉は、いずれも人が生きる上で求めるポジティブなエネルギーを凝縮したものといえます。

海外では神聖な存在として崇められたり、魔除けのお守りとして扱われるなど、文化によって受け止め方は異なりますが、いずれにせよ「よき未来へ導く青いコンパス」として、人々の心に爽やかな風を吹き込んでくれる石なのです。

 

もし、これから新しい一歩を踏み出したい、人生の旅路を安心して進みたいと考えるのであれば、「青空のエッセンス」を湛えたターコイズを手に取ってみてはいかがでしょうか。

心に広がる青い世界が、きっとあなたの背中を優しく押してくれることでしょう。